チームの意識変えるために考え、努力する主将・米谷拓海。決勝ゴールで駒澤大高を勝利へ導く
ゲキサカ / 2017年5月22日 16時35分
[5.20 全国高校総体東京都予選1次予選2回戦 駒澤大高 1-0 日野台高 清瀬内山G]
大野祥司監督から「弱い」「意識が低い」と厳しい檄を受ける中、駒澤大高はチームリーダーのFW米谷拓海主将(3年)が必死に状況を変えようとしている。
「まとめるのはもちろん。結果でチームを引っ張っていければみんなついてきてくれると思うので、人間性とか生活面ももちろんですけど、しっかり結果を求めてやっていきたい」と力を込めた。
大野監督も米谷の試合に懸ける思いを感じている。4月のT1リーグ・國學院久我山高戦を0-4で落とした後には「中学の時から知っている選手もいる中で0-4。自分達の実力のなさ、情けなさを見せつけられたゲーム」と涙を流して悔しがった。
その後、ミーティングを重ねて3年生が変わってきていると感じている。だが、「ミーティング重ねて、やろうとしている選手も出てきているけれど足りない」。変わってきている仲間たちにより高いレベルのプレーとメンタル面を求めていく意気込みだ。
この日は一つ結果を残した。前半29分にスルーパスで抜け出すと、PAでの冷静な切り返しから右足で決勝点。加えて前線からのアグレッシブな守備を見せたほか、PAで身体を張ってボールをおさめ、決定的なラストパスを通すなどチームを勝たせるプレーをした。
元々FWでチーム事情によってCBを務めてきたが、本来のポジションに戻って残した結果。「ここ3か月、TリーグではCBで出ていて、ここでプレスかけられたら嫌だなと分かってきたので、相手のDFの気持ちになってやることは意識しています」というFWは前線の柱としてさらなる活躍が期待できる。
だが、GKとの1対1を外したシーンもあっただけに「あの(得点)シーンGKが飛び込んできたのが見えたので決めることができたんですけど、FWとして1対1のシーンとか最後のフィニッシュの部分とかまだまだ点を決められたと思うので満足せずに決めていければいい」と貪欲に結果を求めていくことを誓っていた。
今後は下級生を後押しする存在にもなる。「去年とか先輩について行くだけだったんですけど、自分のプレーをするのはもちろん、2年生でつらそうなヤツがいたら『ここ頑張ろう』とか、悩んでそうだったら声かけたり、チームのためにやろうと思っています」。多くを背負うことになりそうな一年だが、その中で個人としても成長を遂げるか。日本高校選抜候補のMF西田直也(3年)が負傷で長期離脱する中、主将がリーダーとして、攻守の柱として駒澤大高を引っ張る。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2017
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