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「僕に触る機会はない」W杯トロフィーを前に中田英寿氏、ロシア目指すハリルJが「うらやましい」

ゲキサカ / 2017年5月24日 15時28分

W杯優勝トロフィーを眺める日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督と中田英寿氏

「ウブロ ポップアップブティック表参道」期間限定オープン記念イベントが24日、東京・表参道ヒルズで行われ、日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督、元日本代表MFの中田英寿氏、漫画『キャプテン翼』の作者である高橋陽一氏が出席した。

 FIFAワールドカップ(W杯)のオフィシャルタイムキーパー、オフィシャルウォッチを務めるウブロは来年に開催が迫ったW杯ロシア大会で優勝国に贈られるW杯優勝トロフィーを明日25日の一日限定で表参道ヒルズの「ウブロ ポップアップブティック」で一般公開。そのオープニングイベントとしてロシアW杯優勝トロフィーが報道陣に初披露された。

「選手としても監督としてもW杯に関わってきた」というハリルホジッチ監督は現役時代、ユーゴスラビア代表として1982年のスペインW杯に出場。監督としてもアルジェリア代表を率い、2014年ブラジルW杯で同国史上初のベスト16に導いた。

 ブラジルW杯について「美しい成功をしたと思っている」と振り返る指揮官は「(大会後に)空港で200万人、300万人という人が待ってくれていた。日本国民のみなさんもそういう気持ちになるように準備したい。それが代表監督としての目的」と、ロシアW杯に向けた意気込みを語った。

 ロシアW杯アジア最終予選は残り3試合となり、日本は得失点差でサウジアラビアを上回り、首位に立っている。6月13日には中立地のイランでイラクと対戦するが、そこに向けた代表合宿もまずは海外組のみで今週末から行われる。

 間近に置かれたW杯トロフィーを見て「私の人生で一度も手にしたことがない。しかし、何が起こるかは分からない。いつか実現するかもしれないし、日本代表で大きな仕事をして、これを手にすることができればうれしい」と笑みをこぼしたハリルホジッチ監督は「まずは最終予選を突破しないといけない」と繰り返す一方、「スポーツの世界では、望めばすべてが可能であり、信じればすべてが可能だ。勇敢さと少しのチャンスがあればいけるのではないか。大きな仕事にトライすることが大事だ」と強調した。

 ハリルホジッチ監督がリール(フランス)を率いていた01-02シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ予選3回戦では当時中田氏が所属していたパルマ(イタリア)と対戦し、リールが2試合合計2-1で勝って本選出場を決めた。敵将と選手として“対峙”したことのある中田氏だが、こうしたイベントで顔を合わせるのは初めて。「これだけ間近でW杯を見るのは初めての経験」と興味深そうにトロフィーを眺め、隣に立つハリルホジッチ監督をうらやんだ。

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