“一番の目標”は決勝T進出…U-20代表・内山監督「3試合のトータルを今考えなければいけない」
ゲキサカ / 2017年5月25日 21時44分
U-20日本代表は25日、グループリーグ第3節イタリア戦に向けて天安市内でトレーニングを行った。
前日のウルグアイ戦に先発出場した選手と前半20分からピッチに立ったFW久保建英(FC東京U-18)はホテルでリカバー。残るGK波多野豪(FC東京)、GK山口瑠伊(FCロリアン/フランス)、DF板倉滉(川崎F)、DF初瀬亮(G大阪)、DF杉岡大暉(湘南)、MF坂井大将(大分)、MF高木彰人(G大阪)、MF遠藤渓太(横浜FM)、FW田川亨介(鳥栖)の9選手が練習場に姿を現した。
初戦の南アフリカ戦で負傷した板倉は別メニューでの調整を進め、フィールドプレーヤー6選手はランニングやボール回しなどで体を温めると、GK2選手を加えてハーフコートでの3対3のトレーニングに移行。約1時間半汗を流してトレーニングを終えた。
この日、ウルグアイ戦で負傷したFW小川航基(磐田)の離脱が発表された。「残念ですね」と話した内山篤監督は、「朝、声をかけました。『ずっと上り調子できて、長いサッカー人生でそういうこともある。しっかり治してほしい』と話しました」と小川と言葉をかわしたことを明かした。
日本は2試合を終えてイタリアと同じく勝ち点3を獲得しているが、得失点差で上回られて(イタリアが+1。日本が-1)、グループ3位に甘んじている。しかし、たとえ3位でも、6グループの中で上位4チームに入れば決勝トーナメント進出は決定。イタリア戦をドローで終えても、他グループの状況を見れば、勝ち点を4まで伸ばすことでグループリーグ突破に大きく近付く。だからこそ、指揮官は「感情移入は大事だけど、そういった判断の中で的確にプレーする」重要性を説いた。
「当然勝ちに行きますが、勝ちたいがためにバランスを崩してカウンターを食らってはいけない。『引き分けでもOK』『1戦目で勝った』という余裕を持たないと。3試合のトータルを今考えなければいけないし、そのための初戦であったし、2戦目だった」
ウルグアイ戦では1点を先行されると、同点に追い付こうと前掛かりになったところを突かれ、後半アディショナルタイムにカウンターからダメ押しゴールを献上した。同じ轍は踏まない。「我々は決勝トーナメント進出を一番の目標にして来ている」と語るように、まずはグループリーグを突破するため、“大人の戦い”でイタリア戦に臨む。
(取材・文 折戸岳彦)●U-20ワールドカップ韓国2017特集ページ
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