取り戻しつつある感覚…“ボランチ”原輝綺、イタリア戦は「自信を持ってやりたい」
ゲキサカ / 2017年5月27日 1時10分
2試合連続でU-20W杯のピッチに立ったU-20日本代表MF原輝綺(新潟)。24日のグループリーグ第2節ウルグアイ戦から中2日で迎える27日の第3節イタリア戦でも先発出場が濃厚だが、「多少疲れは残っていますが、特に問題はありません」と決勝トーナメント進出のためにピッチ上を駆け回って攻守に奮闘しようとしている。
南アフリカ戦では後半アディショナルタイムからの出場となったものの、続くウルグアイ戦ではボランチの一角として先発出場。所属する新潟では左SBでのプレーが続いており、ウルグアイ戦前には「緊張があります。ボランチの」とおどけて答えていた。だが、持ち味の危機察知能力を生かして相手の攻撃の芽を摘むだけでなく、シンプルにさばいて攻撃の組み立てにも貢献した。
「ボランチの感覚を完璧に取り戻した感じではなかったけど、ウルグアイ戦のパフォーマンスはそこまで悪くなかったと思うので、そこは自信を持って次やりたいなと思います」
対戦相手のイタリアは、日本と勝ち点3で並びながらも、得失点差で上回っており(イタリア+1。日本-1)、日本戦で引き分けても2位でグループリーグ突破が決まる状況だ。「相手は引き分けでも良い感じでくると思うし、ブロックを敷いてカウンターを狙ってくるのは予想できる」。冷静に日本の攻撃に対応しながらも時おり繰り出すであろう鋭い速攻に警戒を示しつつも、「弱気になって前につけないのは違うと思うので、相手の間を狙えれば狙っていきたい」と隙を突いてイタリアゴールに迫ろうとしている。
現在3位の日本も、引き分けて勝ち点1を積み上げれば、他グループの結果によって決勝トーナメントに進出する可能性が広がる(6グループ中、3位チームの上位4チームが決勝T進出)。当然、「勝つのが一番」だが、「まずは失点せずに負けないことをベースに置きながら戦った方が明日はいいと思う」と“大人の戦い方”を実践しつつ目標であるグループリーグ突破を狙う。
(取材・文 折戸岳彦)●U-20ワールドカップ韓国2017特集ページ
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