世界を相手にしても「やられた印象はあまりない」 藤谷壮が手に入れた“自信”
ゲキサカ / 2017年5月31日 6時49分
[5.30 U-20W杯決勝T1回戦 U-20日本 0-1(延長) U-20ベネズエラ 大田]
背番号2なら必ず止めてくれる――。そう思わせるほどU-20日本代表DF藤谷壮((神戸)の守備は安定していた。突破を狙う対面のFWアダルベルト・ペニャランダやMFジェフェルソン・ソテルドが幾度となく仕掛けてきたが、決して焦ることなく対応。体をねじ込んではボールを奪い取り、日本の右サイドにフタをした。
グループリーグ第2節ウルグアイ戦で先発出場していた藤谷は、手応えを得ていた。「守備でついていける感覚があった。1対1で簡単には負けなかったと思うので、自信になった」。世界を相手にしても十分に通用する。自信を胸にピッチに立った決勝トーナメント1回戦ベネズエラ戦では、ウルグアイ戦以上のパフォーマンスを見せ付けた。
スタート時からマッチアップした7番のペニャランダは「右足でカットインしてくるのはスカウティングで分かっていて、そこを警戒した」と突破を阻み、左サイドに回ってくることの多かった10番のソテルドは「両足を使えてちょこちょこする苦手なタイプだけど、うまく対応できた」と1対1を冷静に制す。無暗に飛び込まずに相手の動きを見極め、ギアを上げて突破を仕掛けてきた瞬間に体を寄せてスピードをダウンさせると、一気に体をねじ込んでボールを強奪し続けた。
本人も実感していた。「自分で振り返ってみても、1対1でやられた印象はあまりなかった」と語るように、自サイドを崩される場面はほぼなく、「このレベルでも個人的には無理だという感じはなく、世界でもやれる、通用する部分があった」と守備面では大きな自信を手に入れた。
しかし、守備でパワーを使ったことで、攻撃面では納得のいかない部分が多かった。「敵陣深くまで攻め上がる回数が少なかったし、その後のクロスの精度はかなり低かった。精度の高いクロスを身に付けないといけないし、もっとチャンスメイクをしていかないとダメですね」。世界を相手にして感じられた収穫と課題。今後は「チームでまずはレギュラーを取れるように、コツコツと頑張っていきたい」とさらなる飛躍を誓う。
(取材・文 折戸岳彦)●U-20ワールドカップ韓国2017特集ページ
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
横浜FMがアジア制覇へ前進、現場が熱量実感…底力の源とは「美しい崩しに拘ることはない」【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年5月12日 19時30分
-
[関東]選手権優勝も強烈な悔しさで芽生えた“なにくそ根性”…国士舘大MF川原良介が「意識していた」形で大学初ゴール
ゲキサカ / 2024年5月5日 15時14分
-
カタール戦で光った守備…ドリブルだけじゃない平河悠「町田でもそれは言われている」
ゲキサカ / 2024年4月28日 7時25分
-
U-23日本代表が決勝トーナメント進出! UAE撃破で連勝、第3節・韓国戦を前にGL突破が決定
ゲキサカ / 2024年4月20日 2時37分
-
三浦弦太が90+9分劇的決勝ゴール!! G大阪が5戦ぶり白星、18歳DF一発退場の鳥栖は最後に耐え切れず
ゲキサカ / 2024年4月14日 17時19分
ランキング
-
1【ヤクルト】塩見泰隆、大けがで今季絶望...抜けた穴は誰が? ファンからは「激励メッセージ」殺到
J-CASTニュース / 2024年5月13日 15時7分
-
2ダルビッシュ、日米通算199勝…ドジャース戦7回無失点で今季3勝目
読売新聞 / 2024年5月13日 7時59分
-
3ヌートバー 選球眼での打点で勝利に貢献 打率は14試合ぶり2割台に回復
日テレNEWS NNN / 2024年5月13日 11時32分
-
4清川栄治さん死去、62歳 広島、近鉄で救援投手として活躍
共同通信 / 2024年5月13日 11時52分
-
5落合博満氏が考えるパ・リーグ 6位・西武は「春先特有の投高打低が顕著」オリックスは「穴が大きい」も…
スポニチアネックス / 2024年5月13日 18時3分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください