主将になって男っぷりを上げている酒井高徳が試したい3つのこと
ゲキサカ / 2017年6月5日 22時17分
7日のキリンチャレンジ杯・シリア戦(味スタ)を2日後に控え、日本代表DF酒井高徳(ハンブルガーSV)が、シリア戦を13日のW杯アジア最終予選・イラク戦(テヘラン)のシミュレーションとして戦うべきだと強調した。
個人として「特に試したいことはない」と話すが、チームとしては確認しておきたいポイントがいくつかあるという。その一つは、攻撃の仕方、守備の仕方を試合の中で話しながら意思統一していくことだ。
「試合前や試合後に話すことは簡単だけど、それでは意味がない。試合の中でチームとしての考えを合わせていくことが重要になる」
2点目は、試合の入り方に注意すること。昨年10月6日にホームで行われたイラク戦(2-1)は、あわやドローかという大苦戦を強いられた。後半アディショナルタイム5分にMF山口蛍の劇的ゴールで勝ち点3を奪ったが、アウェー(会場は中立地のテヘラン)ではさらに勢いを増してくることが予想される。
「イラクは力強く来ると思う。アウェーでフワッとした立ち上がりにならないように、あえて意識しながら試合に入らないといけない」
そして、予行演習したいことのもう一つは、試合の中で悪い流れになったときに選手同士でコミュニケーションを取りながら修正していくことだ。
「試合の中では、どんな相手でもチームがうまくいっているときと、そうではないときがある。悪いときにあたふたするのではなく、だれかがイニシアチブを取って話し合い、チームとしてまた良いリズムをつくれるようにすることが大事。そこはシリア戦で試せるところだと思う」
今季、所属するハンブルガーSVでは残留争い真っ只中のシーズン途中からキャプテンに就任。最終節での劇的な残留劇に導いた酒井高が身をもって感じたのはこの点だったようだ。
現在は日本代表で長年、キャプテンを務めてきたMF長谷部誠が負傷のために離脱中であり、3月の予選2試合ではDF吉田麻也がゲームキャプテンを務めた。敵地で悪い流れになったときにどうすべきか。チームとして試合の中で立て直していく方策をあらかじめ確認しておきたいということである。
ハンブルガーSVで主将を経験してから、顔つきが精悍になったと言われることが増えたという。ドイツから帰国後に帰った故郷の新潟でも「何人かから言われました」と照れくさそうに笑った。2010年1月に代表初招集を受けてから7年半。男っぷりの上がった高徳が、ピッチ内外で存在感を高めている。
(取材・文 矢内由美子)
●ロシアW杯アジア最終予選特集
●ロシアW杯各大陸予選一覧
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
上田綺世が見極めの「15分」を重要視 日本代表が見せる“臨機応変”の対応力「ギリギリで察知して」
FOOTBALL ZONE / 2024年10月14日 11時40分
-
3年前は“崖っぷち”帰国で緊急会談…南野拓実が感じる森保Jの変化「サッカーに関して話すことが勝っても負けても多い」
ゲキサカ / 2024年10月12日 20時22分
-
勝率0%…鬼門ジッダで日本が持つ“好材料” 敵地ならドローも「問題なし」【前園真聖コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年10月10日 12時20分
-
「注目される一戦になる」W杯最終予選の大一番を前にキャプテン遠藤航が語った「油断なし」の境地
ゲキサカ / 2024年10月10日 3時3分
-
W杯予選序盤の山場!? 森保ジャパン、10月シリーズが甘くない3つの理由【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年9月21日 7時1分
ランキング
-
1最下位の鳥栖、J2降格が決定 2012年に昇格後初めて…監督交代、主力移籍“草刈り場”の苦境1年
FOOTBALL ZONE / 2024年10月19日 17時4分
-
2大谷翔平の走塁ミスをロバーツ監督が非難 異例の苦言に米メディア騒然
東スポWEB / 2024年10月19日 10時45分
-
3珍しい大谷翔平への“苦言”「言い訳できない」 指揮官は試合前絶賛も…常勝軍団の洗礼
Full-Count / 2024年10月19日 11時22分
-
4ゴールまであと10mで悲劇「見ていて辛く」「涙が出てしまい…」X悲痛 箱根駅伝予選会、東海大は落選
THE ANSWER / 2024年10月19日 18時40分
-
5大谷50号競売 日本企業が現在最高額!手数料込みで3億2000万円「本人に戻すことに1番価値がある」
スポニチアネックス / 2024年10月19日 14時29分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください