CB敷田主将「どこのチームよりも気迫も、迫力も出して行こう」。意識して雰囲気変えた星稜が石川制覇
ゲキサカ / 2017年6月7日 21時6分
[6.5全国高校総体石川県予選決勝 金沢高 0-3 星稜高 金沢市民サッカー場]
星稜高の主将を務めるCB敷田唯(3年)は「去年悔しい思いをしているんで、負けられないという思いで大会に入って優勝できたというのは良かったです」と総体予選で優勝したことを素直に喜んでいた。
昨秋の選手権予選決勝で鵬学園高に敗れ、連覇が17でストップ。名門校が巻き返しのシーズンを送る上でリーダーが意識してきたことは、雰囲気から相手を上回ることだ。「まずチームの雰囲気から変えることを意識して、どこのチームよりも気迫も、迫力も出して行こうと全員で練習中も常にしゃべって、雰囲気悪くて怒られるのもあったんですけど何とかできている」と口にする。
この日の総体予選決勝で対戦した金沢高との個々の実力差はそれほど大きくなかった。だが、星稜はゴール前の攻防における責任感あるプレー、声、そして気迫、迫力で相手を上回って3-0で快勝した。
敷田が個人として意識しているのは、何事においても自分がしっかりと実践することなのだという。「周りに色々言わないといけない立場ではあるんですけど、自分が一番やるっていうことはやっていますね」。トレーニングも、私生活においても、主将として自覚を持って行動することを意識。背中でチームを引っ張ってきた。
その敷田は守備の要として、総体予選で言ってきたことをやり抜いた。「大会前から無失点で行こうというのはDFライン含めて全員で言っていたことなんで、そこは良かったかなと思います」。完璧なプレーができた訳ではない。だが、球際、ヘディングの部分で相手を上回り、ショートカウンターから幾度か訪れたピンチも身体を張って無失点で守り抜いた。
悔しい思いを持って卒業した先輩からのメッセージは常に頭の中で意識している。「去年、悔しい思いをしている人として激励がありましたね」。前主将のGK高橋謙太郎(現・東京学芸大)からのメッセージは「(星稜が)負けることは許されない」。先輩たちのリベンジという思いも持って戦い、全国切符を勝ち取った。
全国総体での目標については「もちろん日本一を目標に、一戦一戦内容もそうですけど、まず勝つことにこだわって、戦うチームにまた育てあげて行きたいと思っています」。チームメートたちそれぞれが悔しさをバネに成長を遂げてきた。全国では迷わず、勝つことにこだわって戦い抜く。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2017
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