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「中盤に難しさがある」負傷者続出のMF陣に嘆きも…ハリルがイラク戦へ会見

ゲキサカ / 2017年6月12日 16時33分

記者会見するバヒド・ハリルホジッチ監督

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は12日、イラン・テヘランのPASスタジアムで公式会見を行い、13日のW杯アジア最終予選・イラク戦に向け、「我々のチームにとって最も大事な試合がやってきた。すべてを出して勝つトライをしないといけない」と決意を述べた。

 MF長谷部誠、MF香川真司が負傷離脱中で、MF山口蛍は故障を抱え、MF今野泰幸も長期離脱から復帰したばかり。「我々の難しさは特に中盤にある」と認める指揮官は「長谷部、香川がいない。(山口)蛍もどうか。今野もまだどうか。清武も来ていない。そうは言ったとしてもやらないといけない。選手には勝つぞと言っている」と言葉を続けた。

「選手の状態に我々が適応しないといけない。合宿にはプランB、プランCを用意しておかないといけないといつも思っている。どれが一番良いソリューションかを考えてトレーニングしないといけない。足りないものはあるが、それを言っても言い訳にしか聞こえない」

 7日のシリア戦(1-1)で右すねを打撲した山口は前日11日まで別調整だった。まだ全体練習に合流できておらず、「治療をしているが、準備できているかはまた別の問題になる。トレーニングをしっかりやっているわけではない。つまり、すぐにプレーできるかどうか分からないということ」と、出場の可否はまだ判断できていない。

「いろんなことを予測しないといけないが、予測不可能なことも起きてしまった。中盤でそのような事態が起きてしまっているということ」。指揮官からは思わず嘆き節も漏れた。

 香川が負傷交代したシリア戦では後半開始からFW本田圭佑をインサイドハーフで起用した。「シリア戦ではいろんなことをトライした。それはソリューションを見つけるためだ」。本田の起用法について明言はしなかったが、テヘラン入り後のトレーニングには手応えをつかんでいる様子。ここ2日は非公開で調整したが、「最近2回の練習では素晴らしい戦術トレーニングができた。グラウンドで良い現象が見られた」と、自信を見せた。

(取材・文 西山紘平)
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