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灼熱のテヘランで死闘に…ハリルJはイラクとドローも首位キープでW杯出場王手

ゲキサカ / 2017年6月16日 17時51分

 後半12分に日本をアクシデントが襲う。井手口が相手との接触プレーで後頭部を強打。ピッチにうずくまると、プレーが切れた時点でそのままスタッフに付き添われ、ロッカールームへ引き上げた。後半17分、代わってMF今野泰幸が入り、遠藤とダブルボランチを組んだ。

 消耗戦となった試合は日本の選手の運動量も上がらず、我慢の時間が続いた。後半25分、2人目の交代枠で原口に代えてMF倉田秋を投入。直後の26分には久保が右足をつる場面もあった。すると後半27分、イラクはアブドゥルゼフラが強引なドリブル突破でPA内に進入。ゴール前にこぼれたボールをDF吉田麻也がGK川島永嗣に任せようとしたが、川島がボールを抑え切れず、こぼれ球をカミルに蹴り込まれた。

 1-1の同点に追いつかれると、失点シーンの前から右足を引きずっていた酒井宏が右膝をおさえてピッチに倒れ込む。そのまま担架で運び出され、同32分にDF酒井高徳と交代した。2人目のアクシデントで交代枠を使い切った日本。イラクの選手も次々と足をつるなど、灼熱のテヘランでまさに死闘となった。両チームの選手が死力を尽くし、互いに最後まで勝ち越しゴールを目指したが、試合はそのまま1-1でタイムアップ。勝ち点1を分け合った。

(取材・文 西山紘平)
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