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井手口は脳震盪の疑いで病院へ…酒井宏も負傷交代し誤算の連続

ゲキサカ / 2017年6月14日 4時25分

A代表初先発となったMF井手口陽介

[6.13 W杯アジア最終予選 日本1-1イラク テヘラン]

 相次ぐアクシデントに見舞われた。後半17分に途中交代した日本代表MF井手口陽介(G大阪)は脳震盪の疑いで試合中に救急車でテヘラン市内の病院に搬送。チーム関係者によると、「1、2日はこっちに残る可能性もある」と、この日深夜の便で帰国するチームとは離れ、イランにとどまることになりそうだ。

 国際Aマッチ2試合目の出場で初先発となった井手口はダブルボランチの一角でプレーした。中盤で球際の強さを見せるなど奮闘していたが、後半12分、相手との接触プレーで後頭部を強打。ピッチにうずくまると、プレーが切れた時点でそのままスタッフに付き添われ、ロッカールームへ引き上げた。

 後半27分の失点直後にはDF酒井宏樹(マルセイユ)も右膝を抑えてピッチに倒れ込み、担架で運び出された。交代枠3枚のうち2枚をケガで消費。ハリルホジッチ監督は「交代も前もってプログラムしていたが、ケガのためにできなかった。最後の15分はまったく違う戦略で行く予定だった」と悔しさをにじませるなど、大きな誤算だった。

(取材・文 西山紘平)
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