[関東]FW中野誠也が2戦連続2発!3連勝の筑波大が首位守る、順大は2位浮上:第9節

流大はMF渡邉2発もあと1点が及ばなかった

第91回関東大学サッカーリーグ戦1部

　第91回関東大学サッカーリーグ戦1部の第9節が10、11日に各地で行われた。首位に立つ筑波大は専修大に3-1で勝利。3位の順天堂大は流通経済大を3-2で下し、順位の入れ替えに成功した。また最下位の桐蔭横浜大は法政大を4-1で撃破して2連勝。残留圏と勝ち点3差まで詰めてきた。

　筑波大は専修大に3-1で勝利した。3連勝を果たし、2位と勝ち点2差のまま首位を守っている。前半25分に先制されたが、3分後にMF西澤健太(3年=清水ユース)のゴールで追いつくと逆転に成功。後半8分に西澤のアシストからFW中野誠也(4年=磐田U-18)が逆転弾を挙げ、同34分には途中出場したMF三笘薫(2年=川崎F U-18)の突破から中野がゴール。磐田内定の中野は2戦連続の2得点と活躍をみせた。

　後半終了間際の43分には専修大DF鹿沼直生(2年=静岡学園高)が二枚目の警告を受けて退場する。数的有利で逃げ切った筑波大が3-1で勝ち点3を重ねた。今季初の連勝が遠い専修大は6位から8位へ後退している。

　順天堂大は流通経済大に3-2で勝利した。前半5分に先制後、後半11分には追いつかれたものの、後半24分にオウンゴールで再び勝ち越し。同31分にはMF名古新太郎(3年=静岡学園高)が直接FKを突き刺し、3-1。後半43分にはJクラブ入りが確実視されているMF渡邉新太(4年=新潟ユース)にこの日2点目を決められたが逃げ切った。順大は首位と勝ち点2差の2位へ浮上。流大は首位と勝ち点4差に開かれた。

　2部からの昇格組同士の一戦は勝ち点1を分け合った。4位の東洋大と5位の東京国際大は2-2のドロー。互いに順位は変わっていない。前半30分に獲得したPKをMF安東輝(4年=浦和ユース)が決めて先制するなど、二度リードした東京国際大だったが、都度追いつかれると引き分けに終わった。

　慶應義塾大を3-0で下し、9位から6位へ順位を上げたのは明治大。前半9分に浦和内定MF柴戸海(4年=市立船橋高)の今季初得点で先制し、後半にはルーキーFW小柏剛(1年=大宮ユース)が大学リーグ初ゴールを含む2得点の活躍。主将であるFW木戸皓貴(4年=東福岡高)の欠場が続くなか、3戦ぶりの勝利を飾った。一方、シュート1本で3失点零封負けを喫した慶大は、これで5戦勝ちなし(2分3敗)。残留圏の10位とは勝ち点2差、最下位・桐蔭横浜大に勝ち点1差に迫られている。