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立ち上がり2発!交代出場組が後半に3発!攻め勝った東海大相模が初の全国へ!!:神奈川

ゲキサカ / 2017年6月17日 21時4分

 逆に東海大相模は有馬監督の長男であるMF有馬和希(2年)の抜け出しや、1対2の状況からでも強引に仕掛けて突破していた注目左SB山口竜弥(3年)の攻撃参加などから3点目を狙うと、指揮官から「オマエラが点取って決めてこい!」と送り出されていた交代出場組が追加点を奪う。

 25分、カウンターからサイドチェンジを交えてPAまでボールを運んだ東海大相模は有馬の左クロスをファーサイドの交代出場FW山口泰輝(3年)が落とすと、最後は同じく交代出場のMF瀬名波新平(3年)が右足シュートをねじ込んで3-0。さらに36分には右SB今泉要(3年)の右CKをファーサイドの水越が折り返し、最後は山口が頭でゴールへ押し込んだ。

 湘南工科大附も39分に気迫溢れるプレーを続けていた長橋が自ら獲得したPKを決めて意地の1ゴール。だが、東海大相模は直後に交代出場のFW小林春稀(3年)が自ら獲得したPKを右足で決めて5-1で快勝した。

 神奈川の新興勢力が歴史を塗り替えた。東海大相模は4年前、まだ全国出場経験がないにもかかわらず、人工芝グラウンドが完成するなど、大きな期待が寄せられていた。その東海大相模はトレーニングで「絶対に浮かせるな。1タッチ、2タッチで繋ごう」(有馬監督)と徹底して技術力を強化。サッカーの質と評価を高めて来ていたが、激戦区・神奈川の壁は厚く、今年以上とも言えるほど個々の力があった昨年など、悲願を達成することができなかった。

 それでも、有馬監督が「メンタル面が強くなりました。大人のサッカーに近づけるようになった」と語り、昨年からの主力DF山口が「個人の身体能力とかは一個上の方があったと思うんですけど、チームで決めたことをやる能力は今年の方があると思います」という今年、残り2分で追いついて延長戦で勝利した弥栄高戦や1-0でしたたかに勝ち切った前回優勝校・横浜創英戦で勝負強さを発揮して準決勝進出。そして、代表決定戦では持ち味の攻撃力を遺憾なく発揮し、大量5ゴールで全国切符を勝ち取った。

 まずは日大藤沢高との決勝を制すことが第一だが、選手たちは初の全国でも自慢の攻撃力を発揮する自信があることを口にしていた。一方で、神奈川の代表校として結果を残すためにはまだまだやるべきことがあることも確か。全国大会へ向けて水越は「このまま全国で通用するとは思っていないので、球際とか自分たちのポゼッションとかスピード感溢れるサッカー強めて、その中でも個々も成長していくことが大事だと思います」。豪快な勝利で歴史を塗り替えた。その自信も胸に、少しでも進化して全国初陣の時を迎える。 

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2017

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