流経大柏のサイドプレーヤーは「1対1で絶対に負けてはいけない」。積極果敢に仕掛けたMF宮寺優斗が全国決定弾!:千葉
ゲキサカ / 2017年6月18日 0時59分
[6.17 全国高校総体千葉県予選準決勝 日体大柏高 0-1 流通経済大柏高 柏の葉]
平成29年度全国高校総体「はばたけ世界へ 南東北総体2017」サッカー競技千葉県予選準決勝第2試合、16年全国準優勝の流通経済大柏高対日体大柏高戦で、勝負を決定付けるゴールを挙げたのは、怪我から復帰したばかりの流経大柏MF宮寺優斗だった。
スタメンを告げられたのは、試合前日の練習だった。3年生の彼はシーズンが本格的に始まる直前の練習で怪我を負ってしまった。3月のプリンスリーグ関東のメンバーを発表前に、左すねの頸骨高原骨折を負ってしまい、2か月以上もの離脱を強いられてしまった。
「調子は良かったのですが、本当にこれからというときに怪我をしてしまった。悔しかったですが、しっかりと治して復帰していこうと思いました」。
リハビリを重ね、2週間前に完全復帰を果たした。そして、日体大柏戦を前日に控えた練習で、サブ組でプレーをしていた宮寺の動きが、本田裕一郎監督の目にとまった。「凄く動きが機敏で、(右サイドバックの)石川貴登とのコンビネーションが凄く良かった。すぐにスタメンで使おうと思った」という理由で本田監督は宮寺を右サイドハーフに抜擢をした。
「びっくりしました。でも、チャンスが来たので絶対に結果を残そうと思った」。迎えた日体大柏戦、彼は指揮官の期待に見事に応えた。「流通経済大柏のサイドの選手は1対1で絶対に負けてはいけない。そこの勝負はこだわった」と語ったように、立ち上がりから積極果敢に仕掛けた。
開始早々の前半5分、いきなりその姿勢が結果を生み出した。右サイドでボールを受けると、迷わずドリブルを仕掛けた。「突破出来なくても、最悪ファールをもらってFKや、CKになるように潜り込むことを意識した」と、身体をねじ込むようなドリブルを仕掛け、狙い通りファールを受け、FKを獲得する。
このFKをDF近藤立都が直接狙うと、GKが弾いたボールをMF菊地泰智が詰めに行く。一瞬早く相手DFがボールを蹴り出そうとするが、ボールは菊地の足に当たり、PA外で構えていた宮寺のもとに転がって来た。
「相手のGKは守備範囲が広くて、セービングが上手いので、ファーに低くて速いボールを蹴れば、止められたとしても、こぼれ球を誰かが押し込んでくれると思った」。鋭い右足のスイングから放たれた強烈なシュートは、狙い通り低空飛行でゴール左隅に飛んで行き、GKの指先に触れるも、そのまま左サイドネットに突き刺さった。
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