山形のモンスター級SB半田陸、世界との3試合通じて抜きん出た存在感
ゲキサカ / 2017年6月19日 10時3分
[6.18 インターナショナルドリームカップ第3戦 U-16日本代表 5-0 U-16ギニア代表 ユアスタ]
大会のベストイレブンがあったら、SB部門の受賞はこの男だったことだろう。もっとも、右なのか左なのかは定かではないが。DF半田陸(山形ユース)がU-16インターナショナルドリームカップで放った輝きは、そのくらい目映いものだった。
早生まれのU-15年代ながら、代表の体力テストの数字ではU-17日本代表選手の多くを上回る数字を弾き出している“フィジカルモンスター”である。それが今年に入ってから代表に選ばれ、そこで周囲との相互理解を深め、何より自信を付けることで変わっていった。その象徴となる大会が、地元の東北で開催されたこのインターナショナルドリームカップである。
「(出身の)少年団の選手とかも応援に来ていて力になった」というこの大会、一際大きな声援を受けながら、ピッチを走り回った。CB兼用の選手だが、この大会では主にSBとして出場。ボールを持てば推進力を持って突き進み、相手選手が迫ってくれば猛牛のように球際で戦ってボールを奪い取り、ゴール前では厳しい状況でも体を張って失点を防いだ。
オランダ戦では試合途中で左SBに移ってから強烈なカットインプレーで躍動。あわやPKかという場面も作るなど、3試合を通じて抜きん出た存在感を示し、攻撃面でも評価を高めることとなった。
大会全体について半田は「自分自身の成長を1試合、1試合と感じることができる大会だった。クリアを味方に繋ぐところもできるようになってきたし、シュートブロックができたのも良かった」と振り返る。同時に、「ここで得た球際の強さやパススピードなどの基準は、チームに戻っても示していきたい」と、経験をチームに還元していきたいという思いも語った。
モンスター級のSBが国際舞台でも十分に通用することを示した3試合。さらなる成長を続けていけば、様々な記録で「山形ユース史上初」を塗り替えていくような選手になっても不思議ではない。
(取材・文 川端暁彦)
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