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選手権準Vメンバーをも脅かす下からの突き上げ。「前育の特長」選手層の厚さ示した前橋育英が群馬制覇!

ゲキサカ / 2017年6月19日 18時15分

 逆に交代出場FW高橋尚紀(2年)がインターセプトからクロスバー直撃の右足シュートを打ち込むなど前橋ゴールに迫る前橋育英は23分、右SB後藤田亘輝(3年)がPAへ入れたパスを榎本が落とし、最後は塩澤が右足で決めて2-0と突き放した。

 前橋は最後まで好守で会場を沸かせていたが、攻撃面ではシュート2本に封じられて無得点。前橋育英が快勝した。前橋育英は飯島や渡邊、角田、後藤田といった選手権準Vメンバーの多くを残す注目チーム。加えて、今年先発に定着してきた3年生、そして山田監督も「悪くないでしょう」と説明する2年生たちの台頭もあってチームはさらに力を増してきている。

 サブ組中心の陣容で臨んだ今月上旬の関東大会でBグループ(2位トーナメント)を制し、この日も下級生の近藤や榎本が結果を残した。日常から競争は熾烈。中盤の柱である田部井涼は「選手の層というのは前育の特長だと思う。自分も本当にうかうかしていられない」と語り、普段のトレーニングから驚くようなプレーをする選手たちがいること、また今回のメンバー以外にも力のある選手がいることを説明していた。

 榎本が「3年生とかに自分たちが入っていかないとチームが活性化しない」と語るなど、チーム内には実力と野心を持った選手たちが大勢いる。その中で田部井涼は「きょうも(田部井)悠が怪我をしましたけれど、(出番を得た)近藤がいい縦突破をしていましたし、誰が出ても強いチームは本当に強いチームだと思うので、そのアベレージをもっともっと高くやっていけたらいいと思います。ここで終わりじゃないので、競争をもっと激しくして、スタメンが全員入れ替わってもいいくらいにやれるように。(全国大会までに)練習とかプリンスとかあるので刺激し合ってやっていきたいです」と語っていた。

 全国総体は1回戦から3回戦まで3連戦で、1日の休養日を挟んで準々決勝から決勝まで再び3連戦という過酷なトーナメントだ。山田監督も「(決勝まで行くためには)選手層が厚くないといけない」と語っていたが、目標の日本一を勝ち取るためには絶対に必要な戦力の厚み。フィニッシュの精度など課題を改善すると同時に、“上州の虎”前橋育英は「誰が出ても強いチーム」になって全国制覇に挑戦する。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2017

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