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アマラオ監督率いる格下相手に前半は苦戦も…大宮、後半3発で3回戦に進出

ゲキサカ / 2017年6月22日 8時15分

[6.21 天皇杯2回戦 大宮3-0前橋 NACK]

 天皇杯は21日、2回戦を行い、大宮アルディージャはホームでtonan前橋(群馬)に3-0で勝利した。3回戦に駒を進めた大宮は7月12日に愛媛FCと対戦する。

 ホームの大宮は17日のJリーグ第15節新潟戦(2-1)から先発全員を入れ替えた。[スタメン&布陣はコチラ]

 今季、8年ぶりに関東リーグ2部を戦うtonan前橋は元FC東京の“キング・オブ・トーキョー”アマラオ監督が指揮をとる。4月22日に行われた1回戦では東京国際大を1-0で撃破。立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛け、前半6分、FW吉田直矢が強烈なミドルを放ったが、GK加藤順大がパンチングで弾き出した。

 大宮は格下相手に苦しみ、シュートまで持ち込めない時間帯が続いたが、徐々に流れを引き寄せ、前半40分、DFラインの裏へのスルーパスに抜け出したMF黒川淳史がGKとの1対1から右足シュート。前橋も前半45分、高い位置でボールをカットしたMF松本大輝がスルーパスを通し、FW山腰泰博が右足シュート。決定的なチャンスだったが、いずれもGKのファインセーブに阻まれた。

 スコアレスで折り返した後半開始からFW藤沼拓夢が1トップに入り、FW瀬川祐輔は右に移った。後半12分にも伊藤彰監督は選手のポジションを入れ替えて攻勢を強め、MFマテウスや黒川がシュートを連発したが、惜しくも枠を捉えられなかった。

 大宮は後半19分、FWドラガン・ムルジャとMFネイツ・ペチュニクを投入。ムルジャを1トップに据え、右にペチュニクが入り、瀬川は左に移った。この交代策が奏功し、大宮がついに均衡を破る。後半24分、DF奥井諒の左CKからファーサイドのペチュニクが頭で落としたボールを黒川が右足で叩き込んだ。

 さらに、先制点の4分後となる後半28分にも追加点。右サイドの奥井からのクロスが逆サイドに流れると、瀬川が左サイド深い位置から折り返し、ゴール前のムルジャが強烈なヘディングシュート。大宮は最後まで攻撃の手を緩めず、後半44分にも奥井が強烈な右足シュートでとどめを刺し、3-0で勝利を収めた。

(取材・文 佐藤亜希子)
●第97回天皇杯特設ページ

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