25歳の元イングランド代表、アルコールやギャンブル依存症の過去を語る
ゲキサカ / 2017年7月20日 19時3分
QPRに所属するDFスティーブン・コーカー(25)が、アルコールやギャンブル依存を抱えており、自殺を考えていた過去を明かした。
コーカーはトッテナムの下部組織から2009年にトップ昇格。その後は複数クラブにレンタル移籍を重ね、13年にカーディフに完全移籍。そして翌年にQPRに籍を移した。ただしQPR加入後もレンタル移籍を重ね、15年にサウサンプトン、16年にリバプールでプレーしている。
イングランド代表としても12年にデビュー。同年開催されたロンドン五輪にはイギリス代表の一員として全5試合に出場した。
だがピッチ外では成功とはほど遠い状況にあったようだ。『ガーディアン』に対して語ったインタビューで、精神の問題を抱え、一時は自殺も考えていたことを明かしている。
「僕は何年も自分のことが嫌いだった。なぜ他の人たちのようになれないのか、理解できなかったんだ。光のまったく見えないトンネルのなかにいるような気分がずっと続いていた。僕のキャリアはまだまだだけど、サッカーをすることへのプレッシャーがすごくて、酒やギャンブルに逃げてしまったんだ」
「中毒だったね。しかも勝つことにね。サッカーにおいては普通は望ましいことかもしれないけど、それがギャンブルになれば話は変わってくる。そして12月のギャンブルでほとんどの金を失ってしまったんだ」
「最終的には、自分が勝てなかったことを認めたよ。ルーレットを1日中やるだけで世界を救えると夢見ることもなくなった。あれはすべてファンタジーだった。あの時期は何度も自殺を考えた。暗黒期だった」
またサッカー界のサポートシステムも機能していないと嘆いている。
「サッカーが精神の問題を解決してくれるわけじゃない。おそらく状況は変わりつつあるんだろうけど、そうしたサポートのシステムは機能していないんだ。スポーティング・チャンス・クリニックへ行きなさいと言われた経験がある選手たちに話しかけてみたけど、彼らはみんな拒否していた。一度チームを離れてしまえば、チームでの居場所がなくなってしまうということを知っているからだ」
●プレミアリーグ2017-18特集
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「20人に1人というのは異常」「平均負債額は595万円」海外より衝撃的なほど多い、日本人の“ギャンブル依存症”の実態
文春オンライン / 2024年5月6日 11時0分
-
賭博違反で出場停止のトナーリ、ニューカッスル指揮官はFAの処分に「正しい決断だった」と言及
超ワールドサッカー / 2024年5月3日 23時58分
-
ゲーム・スマホ漬けのわが子もリスク大…進行すると水原一平容疑者のような依存症になりうる子の家庭環境
プレジデントオンライン / 2024年4月25日 10時15分
-
水原一平氏、ギャンブル障害の克服に必要なこととは 治療に繋がる患者はわずか1%という説も 依存症に詳しい医師が解説
まいどなニュース / 2024年4月15日 17時50分
-
「本当に深い絶望を経験した」リバプールなどで活躍した元イングランド代表MFマーフィーが引退後のコカイン中毒を告白「夢中になっていた」
超ワールドサッカー / 2024年4月10日 20時20分
ランキング
-
1【MLB】ロッテ・佐々木朗希は「ドジャースと契約しないかも」と米メディア報道
東スポWEB / 2024年5月7日 15時47分
-
2大谷翔平「絶対無理」遊撃できる?の質問に即答…でも本職ベッツからの意見は違っていて
スポーツ報知 / 2024年5月7日 12時17分
-
3次は井上尚弥 vs 那須川天心!? 大橋会長が東京ドーム再進出に意欲 視聴者数は野球WBC超え
東スポWEB / 2024年5月7日 17時52分
-
4【新体操】フェアリーJ主将の鈴木歩佳が涙「支えてくれた方々に恩返ししたい」 パリ五輪出場逃すも前向く
スポニチアネックス / 2024年5月7日 21時42分
-
5“圧倒的不利”を覆す大谷翔平の「2.6」 異質すぎる指名打者…WARの概念を変える2日間
Full-Count / 2024年5月7日 19時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください