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昨季王者が首位叩き!鹿島が柏との壮絶シーソーゲーム制す

ゲキサカ / 2017年7月2日 20時28分

鹿島はFW金崎夢生(左)が反撃の狼煙となる1点目

[7.2 J1第17節 柏2-3鹿島 柏]

 折り返しとなるJ1第17節、勝ち点34で暫定首位に立つ柏レイソルは、勝ち点30で暫定5位の王者・鹿島アントラーズと対戦。注目の上位決戦は、得点の奪い合いの末に鹿島が3-2で競り勝ち、柏に11試合ぶりとなる土をつけた。

 10戦負けなし、ホームでは5連勝中の柏は、GK中村航輔、DF中谷進之介、FWクリスティアーノら不動のイレブンが先発。前節決勝点を挙げたFWディエゴ・オリヴェイラは、ベンチスタートとなった。
 大岩剛監督就任後、3連勝と調子を上げている鹿島は、MFレオ・シルバが5試合ぶり、FW金崎夢生が6試合ぶりに先発に名を連ねた。
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 チケットは前売りで完売、黄色と赤に染まるスタジアムは、序盤から球際での激しい攻防が繰り広げられた。柏のMF大谷秀和とMF手塚康平、鹿島のレオ・シルバとMF永木亮太がボールを運んでいくが、前線に入ったボールは、すぐさまプレッシャーをかけられ、チャンスをつくれない状況がつづく。

 拮抗した展開の中、チャンスを確実にものにしたのは柏だった。24分、FW伊東純也の右サイドからのクロスはFW武富孝介が合わせきれず逆サイドに流れる。DF輪湖直樹が再び中央に入れたボールをクリスティアーノが落とすと、最後は大谷。キャプテンの右足から放たれたシュートがゴールネットを揺らした。

 右サイドへのロングボールに抜け出したFW武富孝介が右サイドでキープして、走り込んだクリスティアーノへ送ると鋭く右足を振り抜く。しかし、ボールはゴールマウスをとらえることはできなかった。39分には鹿島も決定機をつくる。MFレアンドロがGK中村をかわしシュートまで持ち込んだが、輪湖がカバーに入ってピンチをしのいだ。

 1点を追いかけて後半に入った鹿島にアクシデント。クリスティアーノのシュートをGKクォン・スンテがセーブするとこぼれ球につめていたMF中川寛斗と接触し、プレー続行不可能となりGK曽ヶ端準との交代を余儀なくされた。

 柏のプレッシャーをかいくぐり攻撃の時間を増やしていく鹿島は8分、左サイドでボールを持った金崎が中央にカットインすると右足を一閃。矢のようなシュートが突き刺さり試合は振り出しに戻った。

 さらにその3分後には、左サイドで得たFKで、MF永木亮太の右足から放たれたクロス性のボールは、そのまま誰も触れることなく柏ゴールに吸い込まれる。永木の今季初ゴールで鹿島が逆転に成功する。

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