[MOM2153]柏U-18MF落合陸(3年)_小中高と「レイソルの10番」。技術力と責任感示す90分間
ゲキサカ / 2017年7月3日 11時36分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.1 高円宮杯プレミアリーグEAST第7節 柏U-18 2-0 市立船橋高 日立柏総合G]
前節は今季のプレミアリーグで初めて先発落ち。出場機会すら無かった。本人も「(トレーニングの)パフォーマンスが上がらなかった」と反省する。だが、柏レイソルU-18の10番MF落合陸(3年)はこの日、悔しさをぶつけるとともに「(終盤の奮闘含めて)予想以上のパフォーマンスをしてくれた」(永井俊太監督)という90分間の働きを見せた。
トップ下での出場が多い落合だが、この日は左MFとして出場。「スタメンで呼ばれた瞬間にイメージ変えてできたのは凄くポジティブですね」。前半、柏U-18特有のポゼッションに絡みながら、テクニックを活かしたドリブル、左サイドのスペースへ抜け出す動きで市立船橋の守りを切り崩そうとした。
今季、試合の中でサイドへ開いた時に一つポイントにしているのが、アーリークロスだ。「今年からボール持ったときにアーリーをやった方がいいなと思っていて、ワンツーとか、ドリブル突破していくのもあるし、クロスもあるとしていくと、相手も出て来れなくなって自分がフリーになったりする。(トップチームのSHである)大津(祐樹)くんや武富(孝介)くんと比べるとそういうのも足りないんじゃないかと思ってやった行動が今、だんだん出てきている」という武器も効果を発揮した。
先制した直後の後半11分には左サイドのスペースへ抜け出すと、対応するDFの股間を射抜くラストパス。持ちすぎず、判断速く、正確に入れたボールをゴール前のMF正田徳大(2年)にピタリと合わせて貴重な2点目をアシストした。
2-0とした後、チームは苦しいクリアが続き、押し込まれる時間帯が続いた。その中で落合はボールコントロールの高さを活かして前線で奮闘。勝つために泥臭くボールを保持して仲間を前へ引き上げるなど、試合終盤の彼の貢献度は絶大だった。
彼の備えている巧さ、豊富なアイディアからすれば、アシスト、左サイドからの仕掛けを含めてこの日は当然と言えるようなパフォーマンス。実際にそれを100パーセント表現することは簡単ではないが、永井監督はその力をしっかりと出し切っていたことを讃えていた。
チームは開幕戦以来の勝利。なかなか勝ち点3を奪えなかった期間、その責任は無得点の続く自身にあると感じていた。「勝てないのは自分のせいだなというのがあって凄い意識していました。シュートやスルーパスの質だったり。(中村)駿太が(青森)山田に行っていなくなってしまったことで自分がやらなければいけないという責任感が凄く重くなりました」。
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