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[プリンスリーグ関東]追いつかれても勝ち越す「強さ」。川崎F U-18が失点2分後の決勝点で流経大柏を撃破!

ゲキサカ / 2017年7月6日 8時28分

 ただし、後半は開始から左MF鬼京大翔と右MF近藤潤(ともに3年)を同時投入した流経大柏が立ち上がりからプッシュ。前へ出る流経大柏の圧力を川崎F U-18はなんとか跳ね返すも、セカンドボールを拾われて守勢となった。

 2分にPAへ持ち込んだ菊地の左足シュートはGK早坂勇希(3年)がファインセーブ。11分にも左サイドで菊地からのパスを受けた鬼京の右足シュートがゴール右隅を襲った。菊地が攻撃のタクトを振って次々とシュートシーンを作り出した流経大柏は17分に181cmFW後藤大輝(3年)を投入。後藤の高さを活かして攻撃の圧力を増すと28分、右CKの流れから連続攻撃を繰り出した流経大柏は、菊地の左クロスを後藤が頭でゴールへ叩き込み、同点に追いついた。

 だが、その2分後、川崎F U-18が勝ち越す。池谷のスルーパスで抜け出した有田の左足シュートはGK薄井覇斗(3年)がセーブ。だが、川崎F U-18はこぼれ球を残すと、最後は小川の右クロスをファーサイドのMF桝谷岳良(3年)が右足で押し込んで2-1とした。

「(これまでは)同点に追いつかれ時に相手の勢いにそのまま飲まれちゃって勝ち越し点を取ることができていなかったと思うんですけれども、今年は例え同点に追いつかれても自分たちの流れに持っていって、追加点を決めたりできているので、(クラブユース選手権の)全国前にだんだん強いチームに仕上がってきている」と桝谷。川崎F U-18は終盤、流経大柏の反撃をこの試合通して空中戦の強さを発揮していたCB新井秀明(3年)や粘り強い対応が光った左SBデューク・カルロス(3年)ら中心に弾き返して1点差で競り勝った。

 流経大柏は総体千葉県予選で優勝したものの、その後のプリンスリーグ関東で連敗。本田裕一郎監督はこの試合に関しては「全然ダメ」と切り捨てていたが、「悪くはないから整理できれば」と語っていた。一方、川崎F U-18は「きょうはポイントだよ。ここでグンと行かないといけない」と今野監督が語った大一番で勝利。もちろん、無失点のまま勝ち切ることがベストだったが、失点してもメンタルを落とさずに戦い、勝ち切っていることを指揮官は評価していた。

 プリンスリーグ関東の中断期間に開催された日本クラブユース選手権関東予選では大宮ユース、横浜FMユース、鹿島ユースとプレミアリーグ勢3チームを撃破して準優勝。池谷が「クラブユースからチームがいい方向に行っていると思う。そこで得た経験をプリンスリーグで活かせていると思うし、失点してもすぐに追いつく力というのはクラブユースの経験があったからと思います」と語り、宮代も「勝っていく中でみんなが成長していって、力強さだったり、最後まで諦めないところだったりは、段々、段々ついてきたのかなと思っています」と説明したように、いずれも接戦を制した自信はチームの力となっている。

 今年こそ、激戦区・プリンスリーグ関東を突破し、参入戦を勝ち抜いてプレミアリーグへ。この日、大きな勝ち点3を獲得した川崎F U-18が今後も、苦しい試合でも諦めることなく勝ち点を積み上げて目標のステージに立つ。

(取材・文 吉田太郎)●2017 プリンスリーグ関東

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