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ユニバ代表、木戸選出の理由や離脱中の重廣の状況は?今月中旬の合宿で最終判断へ

ゲキサカ / 2017年7月5日 22時50分

 木戸の選出の裏では、同代表の核でもあったFW山口一真(阪南大4年=山梨学院大附高)が落選。チーム立ち上げ直後から“山口のチーム”と言っていいほどの存在感を示してきたが、本大会への出場は叶わなかった。宮崎監督は「一真のような選手は僕も結構好き」と言い、「僕自身も最後まで一緒にやりたかったですけど、ちょっと残念な決断をせざるを得なかった」と苦渋の決断だったと明かす。

「(山口は)点も取れるし、能力も高いので期待していました。関西にも何度か見に行き、本人とも直接話をしまして、持っている怪我の状況なども含め、どうしても連戦になると不安になるという部分もあり……そういうところで木戸と逆になってしまいますが、“どの状況でも最後まで頑張れるか”という部分が、最終的には決め手になりました」

「重廣もそうですが、一真は人と違うことを考えているじゃないですか。特に一真は考えも及ばないようなことを考えている、そういうものを描きながらやっている。同じ子達が集まってピンチを迎えても、同じような対応しかできないですし、感覚の違いはどこかで必要だなとは思っていたんですけど……だから最後まで引っ張りたかったんですが、そこは難しいという決断でした」

 また、チームの課題であった守備の改善。CB鈴木準弥(早稲田大4年=清水ユース)への負担を考えて、招集されたのがCB坂圭祐(順天堂大4年=四日市中央工高)だった。ユニバは中1日での6連戦という総力戦。CBで鈴木を固定して使い続けたいところだが、そうもいかない。

 CB今津佑太(流通経済大4年=流通経済大付柏高)が負傷離脱するなか、ドイツ遠征などを通じて、CB宮大樹(びわこ成蹊スポーツ大4年=清明学院高)とCB菊池流帆(大阪体育大3年=青森山田高)の成長は光ったものの、鈴木不在時の守備には不安が残る状況。それゆえにデンチャレでは関東選抜Aの一員として、そして今季は順天堂大の主将として結果を残している坂に白羽の矢が立った。

 坂のプレーを追ってきた宮崎監督は「宮も菊池も非常に頑張ってくれています」と言いつつも、「チームをディフェンスの部分で安定させるという意味では、準弥(鈴木)の存在が大きいんですけど、そこだけには頼ってられない。連戦になったときに宮と菊池でもいいのですが、そこの安定性はと考えたときに、どうなの?というところがあった」と説明。

「(坂は)小さいですけど、身体能力はあるし、高い打点のヘディングもあるし、ユニバのチームのビルドアップというところでも彼の能力は非常に高い。関東Aで対戦したときも、そういう存在感を示してくれた。最後の最後になりましたけど、先生方やコーチ陣と話した中で守備を安定させるためには、もう一枚誰かいるねということでの選考となりました」

 立ち上げ当時から大枠のメンバーは決まりつつあったが、最後に主力の入れ替えがあった。大会開幕も約1か月半後に迫っている。離脱中の2名の容態に加え、過酷な連戦を戦うアミノ杯から天皇杯(12日)、そしてユニバ代表合宿入りとなる筑波大組のコンディションも心配される状況だ。まずは20名プラス6名のバックアップメンバーにこれ以上負傷者が出ないことが祈られる。

(取材・文 片岡涼)

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