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[プリンスリーグ関東]球際、切り替え徹底し、エースがゴラッソ2発!三菱養和SCユースが首位・前橋育英撃破!!

ゲキサカ / 2017年7月9日 2時29分

 三菱養和はMF山田陸(3年)やMF冨久田和真(2年)らがセカンドボールを良く拾っていた時間帯に大きな2得点。一方、前半終了間際に中村が迎えたビッグチャンスをGK湯沢拓也(3年)がかき出して2点差を維持した前橋育英は、後半開始から田部井悠とFW榎本樹(2年)、11分には渡邊も投入して攻勢を強める。その前橋育英は右SB後藤田亘輝(3年)のアーリークロスから田部井悠がヘディングシュートを放つなど反撃するが、木曜日まで期末考査があった影響もあってか、動きのキレや連携面の良さが出ず、どこか覇気を欠くような戦いになってしまう。

 それでも終盤、MF五十嵐理人(3年)の仕掛けや中盤での奮闘光った田部井涼を中心に攻めた前橋育英が押し込む。だが、三菱養和は190cmの長身SB加藤慎太郎(3年)が身体を投げ出してクロスをブロックするなど最後の局面で自由を与えない。逆に三菱養和は交代出場のU-17日本代表FW栗原イブラヒムジュニア(1年)が前橋育英のU-18日本代表CB松田陸(3年)との激しいマッチアップやシュートで会場を沸かせていた。

 増子監督から「2点勝っているし、相手は出てくるので、落ち着いてやれれば良かった」と指摘されたように、後半の攻撃面では慌てて攻めてロストするシーンが多かった三菱養和だが、守備の集中力は最後まで途切れなかった。39分、前橋育英は田部井涼がインターセプトから出した絶妙なスルーパスで榎本が抜け出したが、シュートは飛び出したGK川島がビッグセーブ。前橋育英は47分にも抜け出した飯島の右足シュートがクロスバーを叩くと、50分の榎本の決定機もGK川島にワンハンドでストップされて万事休す。三菱養和が2-0で勝利した。

 三菱養和にとって14年以来となるプレミアリーグ復帰は大きな目標だ。佐々木が「1つ下、2つ下にプレミアを経験させたい」と語ったように、特に3年生たちは後輩たちに高校年代最高峰の戦いを経験させたいという思いが強い。夏の日本クラブユース選手権出場を逃したからこそ、プレミアリーグ昇格、Jユースカップでの上位進出へ選手たちは情熱を燃やしている。

 GK川島は「プレミアで上げるのも絶対ですし、Jユースも出るのは目標じゃなくて、出るのは最低条件で、本当に上目指して行こうと、夏出れなくてみんなで話し合ったのでそれは成し遂げたい」と意気込んだ。Jアカデミー、高体連の強豪校たちと争うプリンスリーグ関東で3位以内に入り、プレミアリーグ参入戦へ進出することは決して簡単なノルマではない。だが、“街クラブの雄”はこの日のような戦いを今後も続けて目標を達成する。

(取材・文 吉田太郎)●2017 プリンスリーグ関東

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