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[プレミアリーグEAST]U-18代表の正守護神へ。敗戦も一際存在感放った京都U-18GK若原智哉

ゲキサカ / 2017年7月11日 16時54分

 失点についてはPAを崩され、GKが止めるチャンスはほぼないような至近距離からのシュート。だが、言い訳はしなかった。「失点の部分は自分も油断していた。しっかりと構えられていたらクロスのところでしっかり反応できたかもしれないし、もっと自分の改善をできると思っています」。以前に比べて、DFを動かす部分で成長したことを実感しているが、コーチングについてはもっと声の強弱などできることがあると感じている。評価の高いシュートセーブについてももっともっとレベルアップできる――。貪欲にそれを追い求めることで世代屈指のGKはより進化していくつもりだ。

 今年は京都U-18の勝利に貢献すること、トップチーム昇格を果たすこと、そしてU-18日本代表の正守護神としてチームを勝たせるという目標もある。昨年のAFC U-19選手権(U-20W杯アジア最終予選)ではU-19日本代表に“飛び級”招集されて参加。チームを陰から支えてアジア制覇に貢献したが、立場は第3GKで出場機会はなかった。

 だからこそ、「今年、(AFC U-19選手権の)一次予選とかあるので頑張ってそこに入って、スタメンで出るというのが今の僕の目標なので、(去年)最終予選に行きましたけれど1回も出ていない。あの約1か月間は悔しい期間でした。確かに近くでそれを見るのは良い経験だと思うんですけど、ピッチに入ることでまた違うものが見えるんで、アジア予選は絶対にスタートから出たいです」と誓う。

 同世代にはU-19日本代表としてトゥーロン国際大会に出場したGK大迫敬介(広島ユース)とGK沖悠哉(鹿島ユース)やGK猿田遥己(柏U-18)、この日対戦した市立船橋のGK長谷川凌ら実力者が多数いる。中でも大迫はこれまでも、そして今後も競争を続けて行くであろう最大のライバルだ。「サコ(大迫)はずっとずっと僕のライバルなので、今はサコの方が上だと思われていると思う。刺激もありますし、もっともっとやらなければいけないと思いますけれども、サコにも負けないところがあると思うので、そこを磨きつつ足りないところはもっともっと高めていきたいと思います」。アピールチャンスでチームを勝たせるプレーをして、より信頼を勝ち取ること。この日、力を実証していた逸材GKは、目標達成のためにまた自身を磨いてレベルアップする。

(取材・文 吉田太郎)●2017 プレミアリーグEAST

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