ゴールへの貪欲さ増した“神奈川県リーグからの刺客”、U-20代表FW小松蓮
ゲキサカ / 2017年7月15日 15時28分
[7.14 練習試合 U-20日本代表2-2ユニバーシアード日本代表]
ゴールへの貪欲さを増したストライカーが結果を出した。AFC U-23選手権予選を控えるU-20日本代表はユニバーシアード日本代表と2-2のドロー。常に先行される展開だったが、後半19分にFW小松蓮(産業能率大)が同点弾を決めて、引き分けに持ち込んだ。
同代表初ゴールを決めた小松は「自分の自信にもなったので、嬉しかったですけど、他の部分でボールに関わるところだったり、ゴールへ向かう姿勢がまだまだ足りないのと、自分の動き方や関係性がまだまだ全然だめだなと感じました」と反省のコメント。満足することなく先を見据えた。
後半から投入された小松にチャンスが巡ってきたのは1-2の後半19分だった。右サイドを突破したMF高木彰人(G大阪)のグラウンダーのクロスに反応。ニアサイドへ走り込み、冷静に流し込んだ。
「右サイドで彰人くんが持っていて、DFが自分の前にいたのでニアサイドが空いているのはわかった。飛び込んで、いいボールが来たので流し込むだけでした」。前半は押し込まれるシーンが多かったU-20代表だが、後半は多くの決定機を演出すると小松のゴールによって、引き分けで試合を終えた。
この日、小松が得点にこだわっていたのは、先月行われたトゥーロン国際大会での反省が背景にあったという。同大会においてU-19日本代表は、未勝利でグループリーグ敗退。試合を支配しながらも、最後まで決めきれずに勝利はすり抜けていった。不発に終わった小松は「そこが自分の一番大きな課題。チャンスのなかでも仕留め切れないのがあった」と反省する。
それゆえに“ゴールを取ってさえいれば”と思いを募らせると、それがこの日のゴールにつながった。「こうやってひとつのチャンスをものにできたのは嬉しかったです」と微笑んだストライカーは、「1試合で1点ではなく、2点、3点取れるようなFWになって、いろいろな人から“あいつは点を取るよな”と言われるような選手になりたい」と力強く口にした。
今年5月中旬のU-20日本代表候補合宿で存在感を示し、5月末から6月にかけてはU-19日本代表としてトゥーロン国際大会を経験。これまで縁のなかった日の丸が一気に身近なものとなり、順調に歩みを進めている。代表での経験は所属元の産業能率大へ戻っても、いい方向へ活かされているようだ。
「代表に来る前はチームでは先発ではなく、代表に入るようになってから、自分のプレーが少しずつ上に上がっていっているなというのがあった。チームでも最初から出せてもらえるようになって、90分間フル出場したりもしています」と手ごたえを語る。
見据えるのはもちろん2020年の東京五輪。神奈川県リーグから一気に上へ駆け上がっていく。「プロでやっている人や世界で戦っている人たちとやって、どんどん上でやっていきたいという気持ちは増していっています。今は県リーグで今年に上がって関東2部、その先に関東1部。そこで結果を残してやりたいというのは、強く思っていますね」。
そう話した小松は「大学でやっている人とプロでやっている人たちとだと差が出ると言われますけど、そこは這いつくばってでも追い越すことができるように、大学でやっていきたいと思います」と自らに言い聞かせるように話した。
(取材・文 片岡涼)
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