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ドルトムントを慌てさせた浦和MF関根「通用した部分もあった」

ゲキサカ / 2017年7月15日 23時52分

MF関根貴大がMFエムレ・モルを追う

[7.15 Jリーグワールドチャレンジ2017 浦和2-3ドルトムント 埼玉]

 自分の良さは十二分に発揮した。浦和レッズのMF関根貴大は右ウイングバックで先発すると、「ガンガン仕掛けていけば、課題も見つかると思ってやった」と、積極果敢に仕掛けた。

 前半22分、DF槙野智章からのサイドチェンジを受け、DFマルセル・シュメルツァーとの1対1から縦に突破。折り返しに合わせたMF武藤雄樹のシュートは惜しくも右ポストを叩いたが、ドルトムントを慌てさせると、直後の24分にCKから先制点が生まれた。

 左ウイングバックにポジションを移した後半13分にはGK西川周作からのロングフィードに反応。最終ラインの背後を取り、ゴール前に抜け出したが、シュートはわずかに枠を外れ、同19分にベンチへ下がった。

「うまく裏に抜け出したところまでは良かった」。決定機の場面を振り返る関根は「落ち着いてはいたけど、触られてしまって、ゴールにならなかった。キーパーのレベルの高さを感じたし、Jリーグでは経験できないことを経験できた」と唇を噛んだ。

「決められるチャンスがあって決められなかったのは自分の課題」。それでも「うまくいったシーンもあったし、通用した部分もあった。縦に行くスピード、タイミングで外す動き、周りを使っての動きではうまくできたところもある。ゴールできたシーンも、アシストできたシーンもあった」と、試合を通して手応えのほうが大きかった。

「自分は海外移籍を目標にしているし、その気持ちを強く持っている」。ドルトムントという欧州を代表するビッグクラブとの対戦であらためて自身の海外志向を強めた様子のアタッカーは「相手はシーズン前の準備段階。それでも攻守の切り替えが早かったし、それを味わえたのは良かった。肌で感じることができて、いい経験になった」と、充実感を漂わせた。

(取材・文 西山紘平)
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