汚くても泥臭くてもいい…4得点のFW小松蓮「どんな形でも決めるのがストライカー」
ゲキサカ / 2017年7月20日 2時45分
[7.19 AFC U-23選手権予選 U-20日本 8-0 U-22フィリピン]
衝撃のデビュー戦となった。この日が代表公式戦初出場となったU-20日本代表FW小松蓮(産業能率大)は、2トップの一角に入って先発出場を果たすと前半だけでハットトリックを達成し、さらに後半にも1点を加点して4ゴールの大爆発を見せた。
公式戦デビューも「緊張はまったくしなかった。どっちかと言うと『やってやろう』という気持ちの方が大きかった」と試合に臨むと、次々と結果を残した。まずは前半23分、「(森島)司くんと目が合って、ニアが空いていたので飛び込んだ」とMF森島司(広島)のクロスを右足で合わせて1点目。さらに同29分には森島のシュートのこぼれ球に反応して押し込み、同42分にはMF針谷岳晃(磐田)のお膳立てからハットトリックを達成。そして後半2分にMF坂井大将(大分)のラストパスからネットを揺らし、4点目を奪取した。
「僕が動き出せばチームメイトがパス出してくれるので、あとは全部決めるだけだった」と仲間に感謝を示したが、点取り屋としての嗅覚を遺憾なく発揮した。得点はすべてゴール前にポジションを取っていたものであり、「どんな形でも決めるのがストライカー。汚くても泥臭くても、ドンドン点を取りたい」とゴールへの強い執着を見せた結果、生まれた得点だった。
デビュー戦での4得点に「一歩踏み出せたかな」と白い歯を見せた背番号9は、「他にもチャンスがあったので、もっともっと決められるようにしたい」とさらなる爆発を狙う。
(取材・文 折戸岳彦)
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