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加賀の“お化けフォーク”炸裂!!4連敗中の山形、3発完勝で首位湘南にシーズンダブル達成

ゲキサカ / 2017年7月22日 20時14分

[7.22 J2第24節 山形3-0湘南 NDスタ]

 15位モンテディオ山形がホームで首位湘南ベルマーレに3-0で完勝した。リーグ戦の連敗を4で止め、5試合ぶりの白星。前回対戦となる5月27日のJ2第16節(1-0)に続く湘南戦の勝利により、シーズンダブルを達成した。

 山形は前節・名古屋戦(0-1)から先発1人を変更。MF風間宏希に代わり、13日に柏からの育成型期限付き移籍が発表された19歳MF安西海斗がいきなり先発に抜擢された。プロ2年目の安西はこれがJリーグ初出場。布陣はMF佐藤優平を最前線に置いた4-4-2を採用し、デビュー戦の安西はダブルボランチの一角に入った。

 対する湘南は前節・東京V戦(2-0)と同じ11人を並べ、フォーメーションも3-4-2-1を継続。山形県出身のMF神谷優太がベンチを外れた一方、6月30日に大宮から完全移籍したFWドラガン・ムルジャがサブとして初めてメンバー入りを果たした。

 前半は4連敗中の山形が7試合負けなし(5勝2分)で首位に立つ湘南を相手に主導権を握る。前半13分にDF茂木力也からの裏へのパスにDF加賀健一が走り込み、PA内右から右足でクロス。フリーでファーに飛び込んだ佐藤が頭で合わせに行くが、うまく当てられず。同16分には左サイドでの組み立てから安西が右足で低い弾道のミドルシュートを放つも、GK秋元陽太にセーブされた。

 押され気味の展開となった湘南は奪ったボールを丁寧につなぎ、FWジネイを起点とした攻撃から先制を狙う。なかなか深い位置まで運べず、前半18分にFW山田直輝、同40分にMF石川俊輝がPA外からミドルシュートを打ったが、いずれもGK児玉剛を慌てさせるまでには至らない。前半は互いに決め手を欠き、スコアレスでハーフタイムを迎えた。

 後半もペースをつかんだのは山形。後半1分に佐藤のミドルでゴールを脅かすと、同12分に均衡を破った。FW阪野豊史がPA内中央で放ったシュートが相手にブロックされ、ボールが大きく跳ね上がると、PA後方右でDF加賀健一が回収。トラップ後に浮いたボールの落ち際を右足で叩き、GK秋元の手元で鋭く落ちるシュートをゴール左隅に決めた。

 ソフトバンクホークスに所属する千賀滉大投手の“お化けフォーク”を彷彿とさせる見事なドライブシュートを見せた加賀。先発復帰後3試合目で、これが移籍後初ゴールとなった。

 ビハインドを負った湘南は後半17分にMF奈良輪雄太に代えてムルジャ、FW端戸仁に代えてFW表原玄太を投入。さらに同27分にはジネイを下げてFW野田隆之介を送り出し、3枚の交代カードを使い切る。だが、次の1点を奪ったのも山形だった。

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