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マルシャルの華麗な3人抜きから先制点!マンUがPK戦の末にレアルとの“前哨戦”を制す

ゲキサカ / 2017年7月24日 8時58分

華麗な3人抜きで先制点を演出したアントニー・マルシャル

[7.23 ICC R・マドリー1-1(PK1-2)マンチェスター・U]

 インターナショナルチャレンジ杯のアメリカラウンドが23日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドが1-1で突入したPK戦の末に2-1でレアル・マドリーを下した。

 プレシーズン4戦目となるユナイテッドは、MFジェシー・リンガードとFWマーカス・ラッシュフォードを除き、20日のマンチェスター・シティ戦で途中出場したメンバーを先発で起用した。対するプレシーズン初戦となるレアルは、10番を継承したMFルカ・モドリッチやMFガレス・ベイル、FWカリム・ベンゼマらがスターティングメンバーに名を連ねた。

 2016-17シーズンのチャンピオンズリーグ王者とヨーロッパリーグ王者が対戦するUEFAスーパー杯(8月8日)で顔を合わせる両クラブ。前半7分にリンガードがミドルシュートを放つなど、立ち上がりからユナイテッドがペースを握る。だが、昨シーズンから所属するメンバーでスタメンを構成したレアルが徐々にボール支配率を高め、ユナイテッドゴールに迫った。

 お互いになかなか決定機が訪れず、そのまま前半は終了するかと思われたが、前半アディショナルタイムに試合が動いた。GKセルヒオ・ロメロのロングフィードをMFマルアン・フェライニが倒されながらも左サイドのMFアントニー・マルシャルへつなぐ。マルシャルは独特なステップで華麗に3人をかわし、中央に折り返したボールをリンガードが左足で合わせ、ユナイテッドが先制した。

 ハーフタイムでユナイテッドは8人を入れ替え、FWロメル・ルカクやMFポール・ポグバ、MFアンデル・エレーラを投入。レアルは9人を代えて、新戦力のDFテオ・エルナンデスやMFマテオ・コバチッチら多くの若手をピッチに送り出した。

 後半7分にユナイテッドにアクシデント発生。MFオスカルとの接触で脇腹あたりを痛めたエレーラが交代を要求し、MFスコット・マクトミネイとの負傷交代を余儀なくされる。そして迎えた23分、DFビクトル・リンデレフがPA内でT・エルナンデスを倒してしまい、PKを献上。これをレアルはMFカゼミーロが豪快にゴール左上に突き刺し、試合を振り出しに戻した。

 主導権を握りながらも同点を許したユナイテッドは、後半32分にMFアントニオ・バレンシアを投入する。38分には、右サイドからマクトミネイがクロスを供給し、フェライニがフリーで飛び込むも膝に当ててしまい、枠を捉えることができない。逆にレアルは若い力で押し込んだが、逆転のチャンスを作ることができないままタイムアップ。勝敗はPK戦で決することになった。

 先攻のユナイテッドは、1番手マルシャルが枠外、2番手マクトミネイと4番手リンデレフがGKキコ・カシージャに止められてしまう。レアルも1番手コバチッチと2番手オスカルがGKダビド・デ・ヘアに止められ、4番手T・エルナンデスはゴール右に外した。互いに1人ずつ決めて迎えた5番手、ユナイテッドはMFダレイ・ブリントが冷静にゴール正面に決めたが、レアルはカゼミーロがクロスバーを叩き、勝利あり。PK2-1でユナイテッドが辛くも勝利をつかんだ。

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