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世界を知る男からの“金言”…千葉加入内定の市船DF杉山弾斗がドイツ代表DFと夢対談

ゲキサカ / 2017年7月26日 20時0分

DF杉山弾斗とDFアントニオ・リュディガー

 高校世代屈指の左左サイドバックで来季のジェフユナイテッド千葉加入が内定している市立船橋高(千葉)のDF杉山弾斗(3年)が、コンフェデレーション杯優勝の立役者となったドイツ代表DFアントニオ・リュディガー(チェルシー)と対談し、金言を授かった。

 契約するナイキ社との仕事で来日したリュディガーは今月15日、市立船橋高の練習を電撃訪問。190cmの長身を誇り、対人戦に優れたセンターバックはサイドバックもこなし、世界トップレベルの舞台で活躍している。今オフにローマからチェルシーへ移籍を果たし、さらなるステップアップへ踏み出した24歳は、杉山にとって目指すべき道を歩んでいる憧れの存在でもある。夢の対談では、世界を知る男からアドバイスを得ようと、自らさまざまな質問を投げかけた。

杉山 コンフェデレーションズ杯の優勝、おめでとうございます。来季は、チェルシーでプレーするんですよね? アザール選手のプレーが好きで、チェルシーの試合はよく見ています。プレミアリーグで優勝したチームでプレーされるなんて、すごいですね。

リュディガー ありがとう。チェルシーのようなビッグクラブに行けることは、すごくうれしく思っているよ。何年もずっと頑張ってきたから、このチャンスが得られたんだと思う。君もプロ入りが決まったんだよね? おめでとう。頑張ってね。

杉山 ありがとうございます。ユース年代でプレーして、年代別代表でもプレーさせてもらうことができて、来年からはプロの道に進むことになるのですが、プロの世界で勝ち残っていくためには、何が必要ですか?

リュディガー 才能はもちろん必要だけど、常に自分で成長を続ける努力が必要だ。努力と強い意志。それが何よりも大切。18歳だよね? 自分が同じ年齢の頃のことは、よく覚えている。私も18歳でアンダーカテゴリーの代表に初めて入ったんだ。初めて代表のユニフォームを着たときは、本当にうれしかったね。ただ、他の選手と比べて突出した才能はなかった。それでも、だれよりもやる気があったし、だれよりも頑張ったよ。

 サッカーを続けていくと、難しい時期もやってくる。自分が努力するだけでは避けられないことも起こる。私は1年前、欧州選手権の直前に前十字靱帯を断裂してしまった。大事な大会を前にしていただけに、とても痛かったし、悲しかった。でも、家族が助けてくれて、比較的早く復帰することができた。プロの世界でやっていくためのアドバイスを送るとしたら、自分に正直でなければならないということだ。プロになって、調子が良いときは「お前は、最高だ」と言ってくれる人が増えていく。でも、正直なことを言ってくれる人も大事だ。自分に正直で、いつも前を向いて頑張ることだね。

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