「ライター川端暁彦の総体優勝予想」決勝カードは長崎総科大附vs本命・昌平!
ゲキサカ / 2017年7月29日 6時2分
そこで「ボールを持って試合を進める力があって」「この大会での経験値があり」「最激戦区の青森山田のブロックを回避し」「千葉勢と早期に当たらない」高校を探していくと、二つのチームが浮かび上がってくる。昨年度も4強に入った埼玉の新鋭・昌平高と、同8強の名門・静岡学園高だ。どちらも「持てる」チームであり、試合を決められるようなタレントもいる。準々決勝で昨年の再戦となる可能性も十分にあるだろう。また個人的な感触としても、今年の昌平はかなり「やる」と観ている。
というわけで、過去の傾向を重視しながら予想していくと、決勝カードはやはり流経大柏と市立船橋の千葉対決――では身も蓋もないので、違う切り口も混ぜてみよう。
当然ながらこうした過去の傾向など吹き飛ばしてしまう勢いのあるチームが出てくるのが高校サッカーでもある。その候補となりそうなチームはいくつか思い浮かぶが、長崎総合科学大附高はちょっと面白い。昨年よりチーム力が落ちるという評価もあるが、九州内でちょっと“強すぎた”昨年のチームと違い、接戦で競り勝つ経験値も蓄えてきたのが吉と出る可能性はある。ガンガン走るスタイルを思えば、夏より冬に強そうなチームではあって、ここで推すのはロジカルではない。ただ、大会最注目のU-19日本代表FW安藤瑞季を筆頭に何かやってくれそうなパワーのあるチームなのは間違いないので、最後は自分の勘を信じて彼らを推しておこう。
よって、今年の決勝カードは長崎総科大附と本命・昌平というフレッシュなカードと勝手に予想する。まったく異なるベクトルを持つ両校の対戦がもし本当に実現するなら、相当熱い試合となるに違いない。
執筆者紹介:川端暁彦
サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』元編集長。2004年の『エル・ゴラッソ』創刊以前から育成年代を中心とした取材活動を行ってきた。現在はフリーランスの編集者兼ライターとして活動し、各種媒体に寄稿。著書『Jの新人』(東邦出版)。
●【特設】高校総体2017
東京五輪への推薦状-by-川端暁彦
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