大分が5試合ぶり勝利!途中出場から9分…長身FW大津耀誠が千金弾
ゲキサカ / 2017年7月30日 3時27分
[7.29 J2第25節 讃岐0-1大分 ピカスタ]
Jリーグは29日、第25節を行い、大分トリニータがアウェーでカマタマーレ讃岐に1-0で勝利し、5試合ぶりの勝ち点3を獲得した。前節の東京V戦(3-3)で連敗を5でストップした讃岐だったが、これで7戦勝ちなし(1分6敗)となった。
6月17日に行われた前回の大分戦(1-2)以降、1分5敗と勝ちがない讃岐は前節・東京V戦に続いて3-5-2システムを採用。今夏に加入したMFアレックスが先発し、新天地でのデビュー戦を迎えた。一方、3試合連続ドローで最近4戦勝ちなし(3分1敗)の大分は前節の水戸戦(0-0)と同じ先発11人を並べた。
先に主導権を握ったホームの讃岐は左サイドのアレックスを軸に攻撃を組み立て、序盤からMF高木和正とFW木島徹也が積極的にシュートを狙う。前半18分にはアレックスがこの試合で初めてオーバーラップを試み、ゴール前に低空クロス。走り込んだ木島には惜しくも合わなかったが、讃岐が直近3試合7得点の勢いを見せた。
大分も前半20分過ぎからMF鈴木惇とMF山岸智が立て続けにシュートを狙い、同30分には鈴木惇のロングパスに反応したFW三平和司が相手選手を振り切ってゴール前に抜け出す。ところがファーストタッチのミスが響いて決定機を生かせず、前半は両チームとも得点を奪えないまま0-0で終えた。
後半に入ると、大分が攻勢を強める。後半4分、縦パスを受けた三平の落としをFW後藤優介がシュート。低く抑えたボールは讃岐GK清水健太のファインセーブに阻まれたが、J2得点ランキング3位の12得点を挙げているエースが讃岐ゴールを脅かした。
拮抗した展開の中、先に動いたのは大分。デビュー戦となった前節の水戸戦で切れ味あるドリブルを見せたMFシキーニョが後半14分から投入されると、同23分には前々節・愛媛戦(2-2)で今季初ゴールを決めたFW大津耀誠がピッチへ。この交代策が当たり、後半32分、DF竹内彬のロングフィードを大津が胸トラップ。こぼれ球を拾った鈴木惇が丁寧なラストパスを通し、大津がワントラップから右足でゴール右隅へ流し込んだ。
交代出場からわずか9分で187cmの長身FWが待望の先制点。大津の2試合ぶり今季2ゴール目でリードを奪った大分は重心を下げ、5バック気味にブロックを敷いて讃岐の反撃を封じ込めた。そのまま1-0で逃げ切った大分が5試合ぶりの白星。大津は試合後のインタビューで「最近勝てていなかったので、上位に上がるために勝ち点3を取れて良かった。アウェーの讃岐まで、こんなにいっぱいサポーターが来てくれて助かった」と感謝した。
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