秋田商は無失点で敗退。選手権全国大会での県勢連敗ストップを目指す
ゲキサカ / 2017年7月30日 9時18分
[7.29 総体1回戦 丸岡高 0-0(PK4-3) 秋田商高 松島運動公園多目的運動広場]
秋田商高は堅守を発揮して丸岡高を無得点に封じ込んだ。だが、PK戦で敗れて初戦敗退。10年以来となる1勝を果たすことはできなかった。
松野竜士(3年)をスイーパー、奈良学主将(3年)と清家尚樹(3年)を両ストッパーに配置した5バックで1回戦に臨んだ秋田商は球際に厳しく、集中したディフェンスで前半、丸岡にシュートを打たせなかった。後半もしっかりとシュートコースを塞いで被シュートは2本。狙い通りに無失点で70分間を終えたが、PK戦で涙を呑んだ。
主将の奈良はより、セカンドボールを拾って攻撃に繋げることをチームに求めていた。だが、攻め込まれることを想定した中で粘り強く守りきったことについては納得の表情。個人的にも1対1で強さを発揮するなど、下級生時から選手権全国舞台を経験してきたDFは成長を示した。
「もっと予測して、危険になりそうなところにいないといけない。予測してポジショニング取ることがまだまだ。もっと攻撃の芽を摘むプレーをしなければいけない」
伝統校・秋田商の柱としてレベルアップを目指す。そして、選手権で秋田県勢の12年連続を止める意気込みだ。
「自分が1年生から経験してきて(全国大会では)失点を重ねてきて、得点も少なかった。それが0-0まで持ち込めるようになったので、もう少しだと思うので、次しっかり鍛えて万全の準備で選手権に臨みたい」。課題を克服し、チームメートたちとともにより成長を遂げて選手権では必ず、1勝を果たす。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2017
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