FW原大智が5戦連発の2G!!FC東京U-18が連覇へ王手、川崎F U-18の初決勝進出阻む

FC東京U-18が2連覇へ王手!

[7.31 第41回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会・準決勝　川崎F U-18 0-2 FC東京U-18 味フィ西]

　第41回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会の準決勝が31日に味の素フィールド西が丘で行われ、第2試合では前回王者のFC東京U-18(関東1)が川崎フロンターレU-18(関東4)にFW原大智の2得点で2-0で勝利し、2年連続の決勝へ駒を進めた。決勝は8月2日に味の素フィールド西が丘で行われ、FC東京U-18は20年ぶりの優勝を目指す浦和レッズユースと激突する。

　前半はFC東京が主導権を握り、機を見てはセットプレーなどで川崎が反撃する展開となった。FC東京では昨季、“飛び級”での出場ながら、準決勝で直接FKを決めるなど優勝に貢献したFC東京のFW久保建英が先発。開始直後から前線でのチェイスでボールをカットするなど、攻守に貢献した。

　MF平川怜を起点に中盤から緩急つけた攻撃をみせるFC東京は前半14分、MF品田愛斗の右クロスからFW原大智がダイビングヘッドも枠を外れる。同15分にはアクシデント。自陣での守備でDF坂口祥尉が右ひざを負傷。プレー続行不可となり、同16分に交代。代わってMF杉山伶央が入った。

　その後もFC東京のチャンスシーンは続く。前半30分には久保が杉山とのパス交換でPA内へ進入するがシュートは打てない。同33分にはゴールまで約30mの距離から品田が強烈な右足ミドル。枠を捉えたがGK早坂勇希のパンチングに泣く。直後には同様の位置でFKを獲得。品田のボールは枠内へいくも、またもGK早坂に弾かれた。前半42分には久保のシュートがGKに弾かれたところへ原が詰めるも、GK早坂とDFデューク・カルロスにブロックされた。

　DF小川真輝とDF高吉正真を中心とした身体を張った好守で耐える川崎F。前半23分にはPA手前左でFKを獲得。小川が直接狙うもポスト右へ逸れる。同38分には中央でボールキープしたMF村田聖樹のパスから左サイドへデュークがPA内左へ抜け出すがトラップが大きくなり、シュートでは終われない。

　終盤には立て続けに決定機。前半44分、MF枡谷岳良のパスからPA右へFW宮代大聖が抜けるがDF篠原新汰にブロックされる。直後には桝谷から受けた小川がPA右へ抜けたが、懸命に走り込んできた原に阻まれた。前半を0-0で折り返す。

　迎えた後半9分、川崎は最初のカードを切り、右サイドからドリブルでチャンスメイクしていたMF有田恵人に代えて、FW宮城天を入れる。同10分にはセットプレーでチャンス。小川の左CKからDF新井秀明のヘディングシュートはGK高瀬和楠に弾かれる、最後はこぼれを原にクリアされた。このチャンスを逃すと一気にFC東京へ流れを持っていかれてしまう。