東海大熊本星翔CB中村主将は市船へのリベンジ誓う
ゲキサカ / 2017年8月2日 4時29分
[7.30 総体2回戦 東海大熊本星翔高 0-3 市立船橋高 みやぎ生協めぐみ野サッカー場Aグラウンド]
東海大熊本星翔高のCB中村豪主将(3年)は市立船橋高へのリベンジを誓った。前半は中村がDFラインを良く統率しながら守り、市立船橋の攻撃をストップ。奪ったボールを繋いで攻め返すなど、自分たちの流れへ持ち込んでいた。
だが、後半については「セカンドボールが拾えなくなって、相手の攻撃も連続で来ていたので、自分たちも足が止まって苦しかったですね」と振り返ったように、加速した市立船橋の攻撃を受ける形になり、被シュートは前半の4本から21本に増えた。
GK深松裕太朗(3年)の好守などで何とか踏ん張っていたが、それでも3失点。試合後、中村は「出来た部分は前半ゼロで抑えたところだけ。(十分には)自分たちのボールを後ろから繋いで動かして行くことができなかった」と悔しがった。
それでも、今回、全国トップクラスの市立船橋と対戦できたことはプラスだと感じている。「選手権に向けてこのレベルを体験できたのは財産になったと思います。どんな状況でも自分たちのサッカーができるようにしていきたい。(個人的には) 背後のセカンドボールのケアだったり、もっと速く予測してやっていきたい」とチーム、個人のレベルアップを誓っていた。
経験を活かしてこの冬、選手権初出場を果たし、市立船橋にリベンジしたいと考えている。今回、インターハイメンバーには登録されていなかったものの、弟の中村颯はJFAアカデミー熊本宇城から市立船橋へ進学した1年生。それだけに「負けたくなかったんですけど、やっぱり強かったですね。リベンジしたいですね」。もちろん、簡単に目標が達成できるとは考えていない。全国で感じた課題を突き詰め、また特長を伸ばして冬までに少しでも差を詰めて、次は相手をより慌てさせて、白星も勝ち取る。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2017
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