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劇的決勝ゴールで旭川実を逆転!「チーム一丸となって戦う」日大藤沢が初のベスト4!

ゲキサカ / 2017年8月2日 17時46分

後半35分、決勝点を喜ぶ日大藤沢高イレブン

[8.2 総体準々決勝 日大藤沢高 2-1 旭川実高 みやぎ生協めぐみ野サッカー場Bグラウンド]

 平成29年度全国高校総体「はばたけ世界へ 南東北総体2017」サッカー競技(宮城)は2日、準々決勝を行った。みやぎ生協めぐみ野サッカー場Aグラウンドの第2試合では日大藤沢高(神奈川2)が旭川実高(北海道2)に2-1で勝利した。

 チーム史上初となるベスト4進出を決めた日大藤沢だが、試合開始直後はスピード溢れる旭川実の攻撃と前からの連動した守備に苦戦。前半11分には、中盤でのボールロストから、左サイドを崩されると、MF中田怜冶(3年)に豪快な一撃を決められ、ビハインドを負った。

 しかし、失点後からは「後ろの選手はボールを動かしたい。前の選手は引き出したいと、前と後ろのイメージがかみ合わなかった」(佐藤輝勝監督)という課題を修正。ターゲット役のFW柏木純(3年)への配球を合図に、2列目がセカンドボールを高い位置で回収する動きを徹底し、後方からMF{梶山かえで}}(2年)らが積極的に前方へ飛び出し、旭川実のゴールに迫った。すると、30分には柏木のポストプレーから、DF中村翔輝(3年)が左サイドを攻撃参加。最後はゴール前に上がったクロスをFW桐蒼太(3年)が頭で合わせ、同点に追いついた。

「ゲーム展開が変わると伝えていた時間帯に失点してしまった」と富居監督が振り返った旭川実に対し、日大藤沢にとって桐のゴールは「前半のうちに追いつけたのが大きかった」(佐藤監督)。勝負所をきっちり物にした日大藤沢へと流れが傾いた後半は、佐藤監督の「相手のサイドは縦に速くて本当に良い。その良い選手を封じるためには、サイドバックが行くしかない。俺たちは守って凌ぐのではなく、相手に積極的に守備をさせよう」という指示通り、右のDF櫻井風我(2年)と左の中村が果敢にオーバーラップを仕掛けてサイドを制圧した。

 終盤に「あの2人がベンチにいるのが、全国レベル」と敵将である富居監督が舌を巻いたFWギブソン・マーロン(3年)と三田野慧(3年)の2人を投入してからは、日大藤沢の勢いが更に加速。旭川実を押し込み、後半25分にはPA前からマーロンがクロスバー直撃弾を放った。

 31分には三田野のシュートのこぼれを中村が押し込んだが、左ポストに阻まれるなど、追加点が奪えず時計の針が進んでいったが、PK戦が視野に入った35分に、試合が再び動いた。サイド攻撃から右CKを獲得すると、中村がゴール前にクロスを展開。MF小屋原尚希(3年)が頭で合わせたボールを最後は、梶山が押し込み、日大藤沢が逆転に成功すると、直後にタイムアップの笛が鳴り響いた。

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