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関川圧巻Vヘッド!薄井PKストップ!戦う姿勢と献身性、自主性表現の流経大柏が9年ぶりV王手!

ゲキサカ / 2017年8月3日 18時59分

前半20分、流通経済大柏高CB関川郁万が先制ヘッド。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[8.3 総体準決勝 流通経済大柏高 1-0 前橋育英高 ひとめぼれスタジアム宮城]

 夏の高校日本一を争う平成29年度全国高校総体「はばたけ世界へ 南東北総体2017」サッカー競技(宮城)は3日、準決勝を行った。ともに優勝経験を持つ流通経済大柏高(千葉1)と前橋育英高(群馬)との名門対決はU-17日本代表CB関川郁万(2年)の決勝ヘッドによって流経大柏が1-0で勝利。2年連続の決勝進出を決めた流経大柏は08年以来となる優勝を懸けて、4日の決勝で日大藤沢高(神奈川2)と戦う。

 流経大柏は4月のプリンスリーグ関東第3節で前橋育英に0-3のスコアで完敗。また14年度選手権準決勝では後半終了間際の被弾からPK戦で敗れている“因縁の”相手だったが、本田裕一郎監督の言う3つのテーマ、「献身的にやりなさいというのはどのチームも当たり前で、2つめは戦うこと。最後は(声を出して)自分でサッカーをやりなさい」という部分をしっかりと表現していた流経大柏がファイナルへの切符を勝ち取った。

 主将のMF宮本優太(3年)は「プリンスで0-3で負けた相手に勝たないと決勝に行けないというところで、全員『絶対に勝ちたい』という思いがあったので、ああいういい試合ができたかなと思っています。倍返しできましたね。多分(自分たちの敗戦よりも)倍悔しいと思うので、自分たちも相当嬉しいです」と笑顔。前日の長崎総合科学大高戦に続き、見る側にも伝わるような熱い戦いをして強敵を破った。

 流経大柏は前橋育英のキーマン3人をマンツーマンマークする作戦を実行。関川が得点ランキング首位のFW榎本樹(2年)へのボールをシャットアウトしたほか、DF三本木達哉(3年)がFW高橋尚紀(2年)を常に手の届く範囲内に監視し、そしてMF宮本泰晟(3年)がMF田部井涼主将(3年)に先に自分の足が止まっても良いという覚悟で徹底マークする。

 立ち上がりはMF塩澤隼人(3年)のスペースへ飛び出す動きやMF田部井悠(3年)のミドルシュートなどで相手ゴールを脅かした前橋育英だが、山田耕介監督が「(マンマークを受けた経験の乏しい2トップは)戸惑ったんだと思います」と振り返ったように、なかなか動きの変化を加えられず、前線が機能しなかったチームは良い形でボールを動かすことができず。2人、3人がかりでボールホルダーを止めにくる流経大柏にインターセプトされてしまう。
 
 一方の流経大柏は奪ったボールをシンプルにオープンスペースへ配球。8分にはMF菊地泰智(3年)の縦パスで一気に抜け出したFW後藤大輝(3年)が決定的なシュートを打ち込むなど、少ない人数の攻撃でもフィニッシュやラストパスまで持ち込んでしまう。

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