「最後のひと踏ん張りで…」豪快決勝弾の熊本FW八久保、足をつって即交代
ゲキサカ / 2017年8月5日 22時25分
[8.5 J2第25節 山口1-2熊本 維新公園]
19位ロアッソ熊本はアウェーで20位レノファ山口FCに2-1で競り勝ち、3試合ぶりの勝利。山口は苦しい3連敗となり、降格圏の21位讃岐に勝ち点2差まで迫られた。
山口は前節の横浜FC戦(1-2)で途中出場からJデビュー戦ゴールを決めたFWレオナルド・ロペスが初先発。熊本はFWグスタボを出場停止で欠き、元日本代表FW巻誠一郎が11試合ぶりに先発した。
先制したのはアウェーの熊本だった。前半24分、MF嶋田慎太郎のドリブル突破から獲得した左CKをMF三鬼海が中央へ放り込むと、山口のGK山田元気と守備陣がお見合い。ワンバウンドしたところをファーサイドのDF植田龍仁朗がヘディングで押し込み、先制に成功した。
1点ビハインドで折り返した山口も後半4分、強力ストライカーが試合を振り出しに戻した。味方のクリアボールに反応したロペスが凄まじいスピードで前線へ走ると、熊本DF小谷祐喜を抜いてPA内へ。たまらず小谷はロペスを倒してしまい、山口にPKが与えられた。キッカーはロペス。GK畑実の脇下を撃ち抜く弾丸シュートで1-1の同点に追いついた。
それでも、順位で上回る熊本が意地を見せた。後半30分、巻がヘディングで落としたボールをFW八久保颯が胸トラップから持ち上がり、浮いたボールに右足一閃。豪快な一撃がGKの伸ばした腕を越え、そのままゴールネットに突き刺さった。殊勲の勝ち越し弾を決めた八久保は足がつり、そのままMF岡本賢明と交代した。
そのまま2-1で逃げ切った熊本は山口との勝ち点差を7に広げることに成功。豪快な決勝ゴールを叩き込んだ八久保はヒーローインタビューで「すでに足がつっていたので、最後のひと踏ん張りで蹴ったら入ったので良かったです」と笑顔で振り返った。
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