[MOM2181]大阪桐蔭DF田中智哉(3年)_隙見せずに強豪完封。大阪桐蔭の「絶対的な最後の砦」へ
ゲキサカ / 2017年8月7日 5時12分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.6福島復旧・復興祈念ユース大会 大阪桐蔭高 1-0 神村学園高 尚志高G]
大阪桐蔭高の永野悦二郎監督が守備の柱に成長してきていることを認めるCB田中智哉(3年)が、この日も安定感の高い守りで完封勝利に貢献した。
試合内容は全国屈指の攻撃力を持つ神村学園高を攻守に圧倒するような内容。田中は「(神村学園は)前に5枚相手いたんですけど、ボランチとCBの寺井とかも連動して数的不利でもボランチが前からコース消させたりしてできたと思います」と振り返る。
相手の注目エースFW高橋大悟主将(3年)とマッチアップするシーンはなかったものの、「相手の特長消すためにそこ(高橋)は消しながらと考えていました」というDFは味方と連係してほぼ高橋にボールを持たせないまま70分間を終えた。
田中は対人で強さを発揮するよりも、周りの選手を動かしたり、攻撃を読んでカバーリングする部分でチームに貢献するCBだ。この「2017 第6回 福島復旧・復興祈念ユースサッカー大会」では聖和学園高戦でやや前に行き過ぎてバランスを欠いてしまったことを反省。この日は、「今回は反省活かしてメリハリをつけてやることは意識していました。行く時と行かない時を分けてできていた」と納得の守備で強豪を完封した。
インターハイ予選の決勝リーグでは3試合で4失点。「失点シーンはもったいない。一つのチャンスでやられたので隙があった」と振り返る。優勝候補に挙げられていたチームは3位に終わり、2枠あった全国出場権を逃した。だからこそ、全く隙のないような守りを目指している
個人的にはチームの「絶対的な最後の砦」になることが目標。1対1の部分の強化などに取り組み、より信頼される存在を目指す。選手権では「この前のインターハイ予選はギリギリ全国逃してしまって3位という結果で終わってしまったので、次は1位しか全国行けないので何が何でも勝って全国でやりたいと思っています」と宣言。大阪桐蔭の「絶対的な最後の砦」となって全国で強豪を完封する。
(取材・文 吉田太郎)
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