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[MOM2183]開志学園JSC高DF武藤圭亮(3年)_仲間のために選手権全国目指すCBが攻守で躍動

ゲキサカ / 2017年8月7日 20時25分

開志学園JSC高CB武藤圭亮(左)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.7 adidas Cup仙台準々決勝 佐野日大高 1-3 開志学園JSC高 松島フットボールセンター]

 コンビを組むDFのためにも成長し、選手権で全国出場することを目指す開志学園JSC高CB武藤圭亮(3年)が攻守両面で躍動した。

 前半24分、武藤はMF菅原彰吾(1年)の左CKを「ヘディング練習は自主練でもやっていて、自信持って高く飛びました」と打点の非常に高いヘディングシュートでゴールへ叩き込んで先制ゴール。さらに28分にもセットプレーから強烈なヘディングシュートを放っていたDFは、守備面でも持ち味の前への強さを発揮して相手の起点を潰し、またタイミングの良いインターセプトも見せていた。

 自分のミスと悔やんだ失点で追いつかれたものの、チームが再び勝ち越して迎えた後半12分にはインターセプトから縦パスをFW田代壮馬(3年)へ通して3点目のゴールをアシスト。その後は「相手のカウンターをCBのところで取りきること」とインターセプトを狙いながら、チームを声で引き締めてリードを守り、快勝に貢献した。

 元々ボランチで高校進学後にDFへ転向。昨年はSBもやっていたというDFは「ボールを動かしたりすることができる」(近江宏武コーチ)という部分や前への強さ、体を張って守るディフェンスが特長だ。

 そのDFはチームメートのために、選手権で勝ち続けることを誓っている。開志学園JSCはU-17新潟県選抜にも名を連ねていたCB坂本将太(3年)が負傷で長期離脱中。武藤は「守備や試合全体のことを言ってくれる」という坂本からのアドバイスを聞きながら、個人、チームのレベルアップを目指している。

「選手権の全国出ないと(坂本は)復帰できない。それまで、自分が中心となって体を張る」と誓う武藤は坂本の分までゴールを守り、勝利に貢献し続けて、選手権全国大会で必ず仲間に出場機会をもたらす。
 
(取材・文 吉田太郎)

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