「福島復旧・復興祈念ユース大会」神村学園のU-18代表MF高橋大悟「この夏と見違えるような」チームになって選手権Vへ
ゲキサカ / 2017年8月8日 14時46分
[8.7 福島復旧・復興祈念ユース大会 大阪桐蔭高 1-0 神村学園高 尚志高G]
神村学園高のU-18日本代表MF高橋大悟(3年)が選手権での日本一を目標に掲げた。
1年時から注目を集めてきた高橋は今夏のインターハイで高校進学後初となる全国大会出場。2試合で3得点をマークしたが、チームは2回戦で関東一高に2-4で敗れてしまった。
悲願だった全国舞台を戦った感想について、高橋は「自分がいくらできても、チームが上にいかないと意味が無いと思いましたし、そのためのゴールを奪うことができなかったので、そこは反省点がありましたけれども、全国はいいところだなと思います」と振り返った。
チームが上に行くためのゴールを決めることができなかった。高橋は3得点できたところが「唯一良かったところ」としたが、その数字が足りなかったと感じている。「もっと自分のスルーパスとか、ゴール決めるという圧倒的な部分でもっと相手にとって嫌なプレーができたのではないかと思います」と首を振った。
関東一戦は前半を1-0で折り返したが、後半、相手のプレッシャーに負けて自分たちのパスを繋ぐ部分から逃げてしまい、逆転負け。個人としても、チームとしても、周囲からの大きな期待に応えることができなった。
それだけに、高橋は個人、チームのレベルアップを誓う。7日の「2017 第6回 福島復旧・復興祈念ユースサッカー大会」の大阪桐蔭高戦は、相手の距離感の良い攻守の前に、ほとんどボールを触ることができず、完敗。神村学園はけが人等がいて、ベストの陣容ではなかったが、まだまだレベルアップする必要性を感じた。
過去2年の選手権は、2年連続で鹿児島県予選決勝敗退。最後のチャンスとなる選手権出場、そして日本一へ向けた高橋の思いは並々ならぬものがある。「本当この夏で大きく成長して、チームもこの夏と見違えるようなチームになりたいと思いますし、もっと完成させていきたいと思います。個人としても目指すところは日本一なので、頑張りたい」と宣言。注目される進路への決断時期も迫る高橋だが、この夏、貪欲に課題にチャレンジして“見違えるような”個、チームになって選手権を戦う。
(取材・文 吉田太郎)
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