「福島復旧・復興祈念ユース大会」「自分が崩れないこと」。CBでも存在感放つ大津MF福島が持つ心構え
ゲキサカ / 2017年8月9日 7時2分
[8.5 福島復旧・復興祈念ユース大会 大津高 3-1 尚志高 尚志高G]
注目ボランチは現在、守備の柱として存在感を放っている。「2017 第6回 福島復旧・復興祈念ユースサッカー大会」2日目に大津高は尚志高と対戦。U-16日本代表候補選出歴を持ち、2年生ながら名門・大津のチームリーダー役を担うボランチ、福島隼斗(2年)は最終ラインで相手の攻撃を跳ね返し続けた。
特に前半はテクニカルなドリブルと、後方の選手がボールホルダーを追い越してくる運動量も見せる尚志に攻められ続けた。ボールを奪っても、攻め切る前に奪い返されてまた攻められる展開。だが、「どんなに悪くてもゼロで行こうと。いつか(攻撃陣の)スイッチが入ると待っていた」という福島はCB毛利友哉(2年)らとともに体を張り、最後まで諦めずに相手にプレッシャーをかけて守り続ける。
チームリーダーである「自分が崩れないこと」。意識しているのは3学年上の先輩で主将を務めていたCB野田裕喜(現G大阪)だ。「自分が崩れるとみんなも影響してくるだろうし、自分が中心になっているので(野田のように)自覚を持って軽いプレーはしないようにしていかないといけない」と責任感を持っている福島は、自分のところでは絶対に打開されないように、集中して守っていた。
後半立ち上がりに失点したものの、チームはその後、“大津らしい”ショートパスを軸とした攻撃で3得点。逆転勝ちを収めたチームの中で、潰し、カバーリングと守りを支え続けた福島の奮闘は特に光っていた。
福島はCB吉村仁志(3年)の怪我もあって最終ラインでのプレー。本来、パスワークの中心人物である福島が中盤にいないことは攻撃面で影響を及ぼしているが、彼が最終ラインに入ったことで守備の安定感が高まった部分もある。本人は「(ボランチも、CBも)チームのためにはどっちもできないといけない」とどちらのポジションでも対応する構え。入学後はインターハイ、選手権に一度も出場しておらず、今年の選手権予選でも周りは打倒・大津に自信を持って臨んでくることが予想される。だが、「しっかり跳ね除けないといけない」と誓う福島中心に名門はこの夏にまた進化を遂げて、必ず冬の全国舞台に立つ。
(取材・文 吉田太郎)
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