[SBS杯]悪い流れ断ち切る!U-18日本代表CB中川は一つのプレー、声で「流れを持って来れる選手に」
ゲキサカ / 2017年8月12日 21時39分
[8.11 SBS杯国際ユース第2節 静岡ユース 1-0 U-18日本代表 エコパ]
今年、U-18日本代表は2月のポルトガル遠征、6月のスペイン遠征と試合ごとにキャプテンマークを巻く選手が変わっている。
今大会も初戦はCB中川創(柏U-18)、この日はボランチのMF田中陸(柏U-18)がキャプテンマークを巻いて先発。実績ある選手たちの名が並ぶチームは、チームを引っ張るという責任感を持っている選手も多い。だが、今回のSBSカップでは 試合の中で対戦相手を上回るパフォーマンスを見せている時間帯もあるが、立ち上がりから気迫の部分で上回ることができていないと選手たちは感じている。そして結果を出すこともできていない。
2試合連続で乗り切れなかった前半に失点して敗戦。もちろん、慎重に戦わなければならない部分も必要だが、立ち上がりから相手を飲み込むような戦いができていれば、結果は違ったかもしれない。チームのリーダー格の一人であり、下の年代でも代表チームのキャプテンマークを巻いていたほか、今年はU-20日本代表候補に選出されている中川は、この現状を変えないといけないと感じている。
「こういうチームが落ちている状況とか負けている状況で一つの声とか一つのプレーでチームの士気を持ってこないといけない。バックラインは重要なポジションだと思うので、チームの流れを持って来れる選手にならないといけないですし、本当に今悔しい気持ちです。2戦とも悔しい形で負けてしまったので、まだまだ自分の力不足なのかなと連戦で感じているので切り替えていきたい」
チリとの初戦で空中戦の強さなどを発揮していたCBは、精度の高いキックなどビルドアップの部分でも重要な存在。なかなか士気が表に出てこないチーム、敗戦の責任を感じ、とても悔しがっていたCBは、声やプレーでチームに流れや士気をもたらす存在になることを目指す。
「あと1試合、もっとボールへの執着心や立ち上がりの15分間で圧倒していかなければいけないと思う。もっと勝ちにこだわるというか、目の前の1プレーに対して相手に負けないという気持ちを全面に出していかないと。そこで弱いプレーが出たらそのゲームはどんどん落ちていく。立ち上がりから意識高くボールへの執着心を持って戦っていきたい」。このままでは終われない。U-18チェコ代表との最終戦ではチームを後方から鼓舞して必ず勝利へ導く。
(取材・文 吉田太郎) ▼関連リンク
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