堂安律“初物づくし”のオランダ開幕戦はドロー…小林祐希ともバチバチやり合う
ゲキサカ / 2017年8月14日 8時41分
[8.13 エールディビジ第1節 フローニンゲン3-3ヘーレンフェーン]
エールディビジ第1節が13日に開催され、MF堂安律の所属するフローニンゲンとMF小林祐希所属のヘーレンフェーンが対戦した。開幕戦で実現した注目の日本人対決は、3-3のドロー決着。スタメン出場の堂安は後半18分までプレーし、同じく先発の小林はフル出場している。
今夏にG大阪から期限付き移籍でフローニンゲンに加入した堂安。プレシーズンマッチで得点を挙げるなどアピールを続け、開幕戦で見事にスタメンの座をつかんだ。左サイドハーフを担った19歳MFは好調の勢いをそのままに、前半5分にPA手前中央で味方のパスを受け、積極的に右足でシュート。両チームを通じてのオープニングシュートだったが、ゴール左に外れた。
均衡が破れたのは直後の前半6分。ヘーレンフェーンDFデンゼル・ダンフリースがPA内右からシュート性のボールを蹴り込むと、ゴール前のMFモアテン・トアスビーが押し込んだ。同9分にGKワーナー・ハーンの負傷でGKウーター・ファン・デル・ステーンを緊急投入したヘーレンフェーンだったが、オランダ2年目の小林を中心にチームのバランスを維持し、主導権は渡さない。
堂安は前半17分に敵陣左から対角線上に鋭いパスを送るも、相手DFにカットされる。同33分には自サイドに流れてパスをはたいた小林に対し、激しいスライディング。思い切り足に入った小林は一時起き上がれなくなり、堂安はファーストシュートに続いて両チームを通じて初のイエローカードを受けた。
ペースを握り続けるヘーレンフェーンは前半40分、再びPA内右のダンフリースがゴール前に鋭いボールを入れると、エースのFWレザ・グーチャンネジャドが左足でプッシュし、追加点を奪う。前半はヘーレンフェーンの2点リードで折り返した。
後半も優勢を保つヘーレンフェーン。後半5分にはMFマルティン・エーデゴーアが堂安を振り切り、PA手前右から左足でシュートを打つが、右ポストの外側を通過した。
ホームで意地を見せたいフローニンゲンも後半8分、FWラルス・フェルトワイクがPA内で複数の相手DFをかわして右足で決め、1点差に詰め寄る。これで勢いづき、ヘーレンフェーンのゴールを襲う場面が増えるが、堂安は同18分に途中交代。味方にあとを託し、ベンチに下がった。
終盤は互いにゴール前の攻防が増え、スリリングな展開となる。ヘーレンフェーンは何度か訪れた追加点のチャンスを逃すと、後半31分にPKを献上。同32分にキッカーのFWミムン・マヒに決められ、同点に追いつかれる。同41分にカウンターからトアスビーのこの日2点目で勝ち越すが、終了間際にまたしてもPKを献上。同43分、再びキッカーのマヒに沈められ、そのまま3-3で引き分けた。
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