[adidas Cup大阪]国体優勝経験の湘南工科大附FW岩崎主将、選手権でチームメートとともに全国へ
ゲキサカ / 2017年8月15日 22時55分
[8.15 adidas Cup2017大阪準決勝 佐野日大高 1-2 湘南工科大附高 J-GREEN堺]
15年国体の優勝メンバー、湘南工科大附高FW岩崎駿主将(3年)は室井雅志監督から連日厳しい言葉を受けながら、壁を乗り越えようとしている。
タレント居並ぶ神奈川県選抜に入り、全国制覇を成し遂げているFWはチームの大黒柱だ。最も意識しているトラップで仕掛けやすい形へ持ち込み、そこから高いレベルでドリブル、パス、シュートを繰り出す。この日もカウンター、縦パスから持ち込んでシュート。だが、決めることはできず、本人も自身のプレーには納得していなかった。
半月板の負傷からインターハイ予選直前に復帰。そのインターハイ予選ではV候補・桐光学園高戦でゴールを決めるなどチームの4強入りに貢献した。だが、東海大相模高との代表決定戦では失点を重ねるチームの中で、苛立ち、仕掛けては奪われるシーンの連続。悔しい敗退からコンディションを上げてきているが、本人は「成長できていない」と首を振る。
「もうちょっとコンディション上げて攻守に奮闘してくれるキャプテンになって欲しい」という室井監督の檄に対し、岩崎は「言われたことを落ち込まないで受け止めて切り替えながらやっていきたい」と前を向いて取り組んでいる。1人のプレーヤーとして、またキャプテンとしても期待を感じている岩崎は個として成長を遂げ、プレー、声でもよりチームを引っ張る存在になること。それがチームをレベルアップさせる。
「まずは運動量と自分一人で打開できるようになっていかないといけない。一番運動量が課題。体力ないと何もできない」。リーダーシップ、運動量、課題を突き詰めて、今度はチームメートとともに全国舞台に立つ。
(取材・文 吉田太郎)
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