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[adidas Cup福岡]“華麗なる猛虎”東海大福岡が3連覇達成!松山工は今年も決勝で屈す

ゲキサカ / 2017年8月18日 19時6分

 そして、カウンターから決定的なシーンも作り出す。大丸監督が「ウチは(特別な個がいないため)一人ではできない。チームでやって、その先に自分の良さを出していく。バラバラになったら能力の差が出てしまう」という東海大福岡は個々がフリーランなどチームとしてやるべきことを徹底しながら、個性も発揮する。そしてMF吉行豊輝(3年)や田原の突破が松山工にプレッシャーをかけた。

 一方、MF大森陸(2年)の直接FKを伊藤がファインセーブするなど1点差のまま食い下がった松山工は、後半7分に右FKから向井がヘディングシュートを放ち、16分にはセカンドボールに反応したMF須賀更汰(1年)の右足ミドルが枠を捉える。そして、28分には右SB酒井佑斗(3年)が相手DFと入れ替わってゴールへ迫り、直後には右CKから志摩がヘディングシュート。だが、最後まで1点を奪えず。迫力あるボール奪取と畳み掛けるような連続の崩しなどでも強さを発揮した東海大福岡が松山工を返り討ちにした。

 東海大福岡はエースMF橋本祐汰主将(3年)、松山工も主力のFW石井隆之介(3年)、MF今吉航大(3年)、MF芳之内啓(3年)が怪我のために不在だった。その中で東海大福岡は今大会5試合で19得点を叩き出した攻撃力とボールを奪い取る強さ、スピーディーな崩し……特に準決勝の後半半ば以降や決勝戦の前半など“華麗なる猛虎”のキャッチフレーズ通りのサッカーを展開して優勝。橋本は自身不在の大会で掴んだ優勝に危機感を募らせる一方、「(チームでは)準備とか、体の向きとか、呼ぶ声とか、3人目4人目とかこだわってやっています。きょうみたいに前からどんどんプレスでハメて、そこからボールを逃がして、繋いで、ゴール前のアイディアとか、練習からやっているように崩してゴールを決められればいい」と精度を高めてきている自分たちのサッカーへの手応えも口にしていた。

 東海大五時代に14回の選手権出場を果たしている東海大福岡は、選手権予選4連覇中の東福岡高や筑陽学園高、九州国際大付高などが優勝を争う激戦区・福岡を制すことができるか。ボールを奪った後に保持するところなど、向上させなければいけない部分はまだまだある。そして「一人ひとりがサボらないでプレーしたい」と語った吉行は「この大会で優勝したんで、このままの勢いで東福岡も倒して選手権に出たい」。目標は選手権。3年連続で「adidas Cup福岡大会」優勝を果たした東海大福岡が、今年こそ選手権予選も制す。

(取材・文 吉田太郎)

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