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Q.神はいると思う?→A.瑞穂にいた…“シャビエル様”が直近3戦全12点に絡む活躍! 名古屋が福岡撃破で5連勝

ゲキサカ / 2017年8月20日 20時54分

名古屋が今季初の5連勝を飾った

[8.20 J2第29節 名古屋3-1福岡 パロ瑞穂]

 3位名古屋グランパスがパロマ瑞穂スタジアムで2位アビスパ福岡に3-1で勝利した。降格組同士の対決を制した名古屋は今季初の5連勝。福岡は今季初の2連敗となり、名古屋との勝ち点差が3に縮まってしまった。

 名古屋は前節・町田戦(4-3)から先発2人をチェンジ。DFイム・スンギョム、出場停止明けのMF田口泰士がそれぞれ2試合ぶりにスタメン復帰した。一方の福岡も前節・長崎戦(1-0)からの変更は2人。FW松田力が2試合ぶりに先発出場し、FW仲川輝人が加入後初スタメンを果たした。

 リーグ最多得点の名古屋と最少タイ失点の福岡の“矛盾対決”。15ゴールでチーム得点王のFWウェリントンを出場停止で欠く福岡だったが、名古屋のお株を奪う分厚い攻撃で序盤の主導権を握る。前半11分、左サイドのMF亀川諒史がクロスを送り、ファーの松田が頭で折り返す。これは相手DFに阻まれるが、こぼれ球に反応したMF山瀬功治が右足を伸ばしてボールを落とすと、PA内中央で待っていたMF三門雄大が左足でボレー。コースを突いた低いシュートがゴール右隅に吸い込まれ、アウェーの福岡が先制した。

 それでも名古屋にはこの男がいる。加入後5試合で3ゴールを奪い、直近2試合の全9得点に絡んでいるMFガブリエル・シャビエルだ。スーパー助っ人は前半19分に左CKから左足で高精度のクロスを送る。ニアのMF青木亮太が頭で軌道をずらすと、GK兼田亜季重に弾かれたボールを最後はFWシモビッチが右足で押し込んだ。シモビッチの今季13ゴール目で同点に追いついた名古屋は、その後もシャビエルを中心に攻勢を強める。先制点の献上以降、福岡にシュートを打たせることなく1-1で前半を終えた。

 後半もボールを保持して攻撃の時間を増やす名古屋。後半7分に相手陣内の左でFKを獲得し、キッカーのシャビエルが左足でゴール前へ送る。相手DFにクリアされたボールの落下地点にFW佐藤寿人が入り、体勢を崩しながら右足のボレーで合わせるが、シュートは大きく枠外へ。佐藤にとってはこれが最後のチャンスシーンとなり、同11分にFW永井龍との交代でベンチに退いた。

 名古屋が勝ち越しに成功したのは後半16分。左サイドでDF冨安健洋を背負ったシャビエルが意表を突くヒールパスを繰り出すと、内側から追い越してきたDF秋山陽介が左足で折り返す。ニアのシモビッチ、PA内中央の田口を通り過ぎたボールを、ファーの青木が右足のアウトでゴール左に流し込んだ。青木は直近5試合で6得点目とし、今季通算7ゴール。さらにクラブタイ記録となる5試合連続得点を達成した。

 勢いづく名古屋は後半33分に仕上げの3点目。右CKからキッカーのシャビエルが左足で鋭く曲がるクロスを送ると、ニアの相手DFに当たったボールがファーへ飛ぶ。左ポスト付近に詰めていたDFイム・スンギョムが左足で合わせ、移籍後初ゴールを挙げた。

 ダメ押し点を導いたシャビエルは、これで直近3試合の全12得点に絡む活躍。風間八宏監督が前節に「シャビエル様」と称えたブラジル人MFのキレは最後まで落ちず、名古屋は優勢を維持したまま3-1で逃げ切った。これで今季初の5連勝。自動昇格圏内の2位福岡との勝ち点差を3に縮めた。
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