白熱のロンドン・ダービーはチェルシーに軍配!M・アロンソ2発でトッテナムを下し今季初勝利
ゲキサカ / 2017年8月21日 1時57分
[8.20 プレミアリーグ第2節 トッテナム1-2チェルシー]
プレミアリーグは20日、第2節を行った。昨季王者のチェルシーは同2位だったトッテナムとウェンブリー・スタジアムで対戦し、2-1で勝利した。
今季からホワイト・ハート・レーンの解体作業が始まり、同じ場所に建設される新スタジアムが完成するまで、ウェンブリーをホームゲームで使用するトッテナム。前節ニューカッスル戦(2-0)から2人を変更し、MFビクター・ワニャマとDFキーラン・トリッピアーが先発起用された。
一方、バーンリーとの開幕戦でDFガリー・ケーヒルとMFセスク・ファブレガスの退場もあり、2-3で落としたチェルシー。それぞれの位置にDFアンドレアス・クリステンセンと新戦力MFティエムエ・バカヨコを入れ、FWアルバロ・モラタがプレミア初先発を果たした。
最初のチャンスはチェルシーに訪れた。前半5分、右サイドからDFセサル・アスピリクエタがクロスを供給し、フリーで飛び込んだモラタがヘディングシュート。決まったかと思われたが、わずかにゴール右に外れ、早々の先制点とはならず。対するトッテナムは19分、細かいパス回しから右サイドでパスを受けたMFムサ・デンベレがDFダビド・ルイスのマークを受けながら強引に左足ミドルを放つが、クロスバー上を越えて行った。
先制点は前半24分に生まれる。チェルシーはゴール正面やや右でFKを獲得。MFウィリアンとMFマルコス・アロンソがスポットに立ち、助走からアロンソが左足を振り抜くと、壁を越えて鋭く右にカーブし、ゴール右に突き刺さった。
ホームのトッテナムは、2季連続得点王を中心に反撃に出る。前半29分、MFエリック・ダイアーのスルーパスから体を入れ替えて前を向いたFWハリー・ケインが右足を振り抜くが、GKティボー・クルトワがブロック。42分には、MFデレ・アリのパスをPA左で受けたケインが左足シュートを放ったが、惜しくも右ポストに嫌われた。
後半も引き続き、前半のポゼッション率64%だったトッテナムがボールの主導権を握る。白熱の“ビッグ6”対決はなかなかスコアが動かず、トッテナムは後半23分にダイアーを下げてFWソン・フンミンをピッチに送り込む。チェルシーは28分、ウィリアンがドリブルから右足を振り抜き、低い弾道のシュートが枠内に飛んだが、左ポストを直撃した。
トッテナムはさらにポゼッション率を高めていき、後半32分には“らしい”パス交換からゴールをこじ開けようとしたが、ケインのシュートはブロックされ、チェルシーの守備を崩すことができない。追加点を狙うチェルシーは33分に2枚替え。ウィリアンとモラタに代えて、FWペドロ・ロドリゲスとFWミッキー・バチュアイを入れた。
後半37分、トッテナムがPA左脇でFKを獲得。キッカーのMFクリスティアン・エリクセンがインスイングの鋭いボールを入れると、バチュアイのクリアミスを誘い、オウンゴールでトッテナムが同点に追いつく。
だが、チェルシーがすぐさま勝ち越しに成功する。後半43分、自陣からのカウンターは実らなかったが、敵陣でD・ルイスがボールを奪い、ペドロがPA左にスルーパス。これに反応したアロンソがダイレクトで左足を振り抜き、GKウーゴ・ロリスの右脇下を抜けてゴールネットを揺らした。
終盤に向けてファウルが多くなったが、試合は2-1でタイムアップ。チェルシーがロンドン・ダービーを制し、今季初勝利を飾った。
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