内田篤人が愛された理由…シャルケ地元紙も「失恋のようなもの」と別れを惜しむ
ゲキサカ / 2017年8月22日 22時46分
ルール地方の地元紙『レビア・シュポルト』が、「この別れは悲しいものだ。ある意味で失恋のようなものかもしれない」と、DF内田篤人のシャルケ退団を惜しんだ。
シャルケは21日、内田がドイツ2部のウニオン・ベルリンに完全移籍すると発表。契約は2018年6月末までの1年間で、背番号は『2』に決まった。10年夏から7シーズンをシャルケで過ごした内田はブンデスリーガで通算104試合に出場したが、15年6月に右膝を手術した影響でここ2シーズンはリーグ戦出場の機会がなかった。
今回の移籍を受けて同紙は、「なぜ内田はファンから愛されるようになったのか」というタイトルの記事を掲載。「内田は常にフレンドリーであり、微笑みを浮かべていた。7年もの間、内田はシャルケファンのお気に入りというだけでなく、(シャルケのホームタウンである)ゲルゼンキルヒェンの街を越えて愛されていた。彼のことを求めて、日本の女性たちが極東から『ウッシー』に会うためにこの地を訪れ、写真を撮っていた。今後、そういったことはベルリンで行われるようになる」と別れを惜しんだ。
また、愛された選手だからこそ、今回の移籍が実現したと同紙は強調。「彼はシャルケとの契約を2018年まで残してた。ただ、今回の移籍に関わるすべての人々、シャルケ、ウニオン・ベルリンは内田のためになるように最善を尽くした。単に自分たちの利益だけを考えていたわけではない」。サッカー選手・内田の復帰を願って周りが動いた。
クリスチャン・ハイデルSDも「アツトが我々のところに来て、『移籍できる可能性はないか』と訪ねてきた。長期に渡る負傷離脱で試合勘をなくしていた彼にとっては、試合に出ることが重要だったんだ。今回の決断は我々にとって難しいものだったよ。だが、彼が再びプレーするチャンスを否定することは、我々にはできなかったんだ」と説明。
「シャルケ全員でアツトに『ありがとう』と言いたい。チームのためにいつも100%の力を発揮してくれていた。彼のこれからの成功を祈っている。プロサッカー選手としても、一人の個人としても。もちろん、彼の存在はこれからもシャルケの歴史に残り続けるだろう」と語り、内田を送り出している。また、同紙も最後に「さよなら、ウッシーーーーー!」と綴った。
ウニオン・ベルリンで再スタートを切る内田。自身が所属するマネジメント会社を通じ、「シャルケに残る事も考えましたが、それよりも試合に出続けたい気持ちが上回りました。監督のイェンス・ケラーはシャルケで一緒にやったことがあり、とても良い監督です。その監督に誘われた期待に応えたいと思います」と完全復活へ意欲を燃やしている。
●ブンデスリーガ2017-18特集
●海外組ガイド
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ドイツ2部の得点記録を持つシャルケFWテローデが現役引退…2部で310試合177ゴール
超ワールドサッカー / 2024年5月9日 22時40分
-
鈴木唯人が5戦3ゴール4アシストで大暴れ、シティやリバプールなど12クラブが視察し今夏ステップアップか?
超ワールドサッカー / 2024年4月29日 21時45分
-
U-23日本代表の主力コンビが内田篤人へサプライズ ファン注目「かっこいい、かわいいの大渋滞」
FOOTBALL ZONE / 2024年4月25日 20時50分
-
「2年間退団したがっていた」 チェルシーで大ブレイクのパーマーをグアルディオラ監督が回想…「我々に何ができたと?」
超ワールドサッカー / 2024年4月20日 12時15分
-
「何年もかけて勝ち取った」ブンデス初制覇のレバークーゼン、シャビ・アロンソ監督招へいの幹部らも歓喜
超ワールドサッカー / 2024年4月15日 13時27分
ランキング
-
1横浜、悲願のACL優勝に王手!植中、渡辺皓弾でアルアイン下す コロナ渦以降初の5万人観客の前で躍動
スポニチアネックス / 2024年5月11日 21時8分
-
2大谷翔平の“紹介”で大反響…故郷・岩手の工房に注文殺到 9か月待ちに異例の投稿
Full-Count / 2024年5月11日 18時45分
-
3巨人パレードで感じた「人気の差」 直訴した自由契約、古巣“出戻り計画”も…まさかの破棄
Full-Count / 2024年5月12日 7時10分
-
4阪神は最大7点差をひっくり返されて大逆転負け 8回に岩崎が2発 岡留が1発被弾
スポニチアネックス / 2024年5月11日 17時23分
-
5止まらぬ日本企業のドジャースとのスポンサー契約「大谷翔平は金儲けの機械だ」
東スポWEB / 2024年5月10日 14時28分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください