献身的な守備も乾は厳しい自己評価「これが今の実力」
ゲキサカ / 2017年9月1日 5時31分
[8.31 W杯アジア最終予選 日本2-0オーストラリア 埼玉]
勝てば6大会連続6回目のW杯出場が決まる大一番で先発のチャンスをつかんだ。日本代表FW乾貴士は15年3月31日の国際親善試合・ウズベキスタン戦(5-1)以来、約2年5か月ぶりの先発。ロシア行きの切符をホームで勝ち取り、「うれしいですし、ホッとしています」と喜びを表した。
左サイドで攻撃を活性化させたドリブラーは守備でもプレスバックを怠らず、アグレッシブさを見せた。「守備で厳しい状況になるのは分かっていた。(長友)佑都くんのところで1対1をつくられないように、助けにいこうと思っていた」。高い位置からプレスをかけるだけでなく、左サイドの低い位置まで下がってDF長友佑都をサポート。運動量は後半に入っても衰えず、交代する後半29分まで相手にプレッシャーをかけ続けた。
「守備は一人でやるものじゃないし、チーム全体でやらないとうまくハマらない。今日は全体でうまくいった。(井手口)陽介も助けてくれたし、ハセさん(長谷部)もカバーに入ってくれて、佑都くんも前にどんどん来てくれた。みんなで助け合うことができてよかった」
守備の連動に手応えを語る一方、攻撃面には「もっと良さを出さなければいけなかった」と満足しなかった。前半14分には右サイドからドリブルで中に切れ込み、左足でミドルシュート。「あんまり打たない」という左足のシュートは相手に当たってゴール左に外れ、「枠には飛ばしたかった」と悔やんだ。
「決め切れなかったし、もっとボールを落ち着かせたかった。いいところをあまり出せなかったのは反省点」。厳しい自己評価を下す乾は慎重に言葉を選び、「これが今の実力なのかなと思います」と言い直した。
「左サイドはいい選手が多い。激しい争いなので、自分の良さを出していかないといけない」。ロシアW杯に向け、熾烈なポジション争いは続く。「選ばれなくても仕方ないようなメンツがそろっている。今回選ばれてない宇佐美もそうだし、全員のことを認めている」。今回招集されなかった仲間にも敬意を示し、代表生き残りを誓った。
(取材・文 佐藤亜希子)
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