昨季王者・明治大はFW木戸の“復活弾”など4発勝利、中京大が福岡大下す:1回戦

第41回総理大臣杯全日本大学トーナメント

　第41回総理大臣杯全日本大学大学トーナメントが1日に各地で開幕した。昨季王者の明治大(関東7)は主将であるFW木戸皓貴(4年=東福岡高)の得点などで松山大(四国2)を4-0で下して初戦突破。中京大(東海2)は90分間で決着はつかず、0-0(PK5-4)で福岡大(九州2)を下している。2回戦は4日に行われる。

　昨季王者は4発発進を果たした。明治大は松山大にシュート数でも23対5と圧倒。前半10分の先制後、後半11分にFW土居柊太(4年=浜松開誠館高)が追加点。2分後には怪我の影響でユニバーシアード参加を見送った木戸が“復活弾”を決めた。後半39分には途中出場のMF河辺駿太郎(3年=大分西高)がダメ押しの4点目。4-0の完封勝利を収めた。2回戦では関西学院大(関西2)と戦う。

　関西勢で唯一1回戦からの出場となる関西大(関西4)はIPU・環太平洋大(中国1)に1-0で勝利。後半終了間際のアディショナルタイム3分にMF塩見仁(4年=興國高)の右CKからDF荒木隼人(3年=広島ユース)が頭で叩き込み、これが決勝点。土壇場のゴールで初戦を突破した。

　また東海勢は3校すべてが2回戦進出。常葉大学浜松キャンパス(東海1)は北海道教育大学岩見沢校に延長戦の末に2-1の逆転勝利。東海学園大(東海3)は宮崎産業経営大(九州3)を3-1で下した。

　中京大(東海2)はユニバーシアード競技大会から帰国後、即先発となったGK永石拓海(4年=高川学園高)の率いる福岡大(九州2)に0-0(PK5-4)で勝利。PK戦で相手5人目のシュートをGK川村慎(4年=清水桜が丘高)が止め、2回戦へ駒を進めた。

　関東2部リーグ勢の青山学院大(関東6)は札幌大(北海道2)に6-0の快勝。東北王者の仙台大は北信越王者の金沢星稜大にFW宮澤弘(4年=柏U-18)のハットトリックなどで6-1の圧勝。阪南大の待つ2回戦へ駒を進めた。九州覇者・九州産業大は高知大(四国1)に3-0の完封勝利を収めている。

【1回戦】(9月1日)
[キンチョウスタジアム]
東海学園大(東海3) 3-1 宮崎産業経営大(九州3)
[東]武田拓真(13分=補・渡邉柊斗)、上田泰雅2(73分、86分=補・武田拓真)
[宮]モア徳彦(90分+2)

関西大(関西4) 1-0 IPU・環太平洋大(中国1)
[関]荒木隼人(90分+3=補・塩見仁)